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「よしおさんに相談してみな」と伝えることに決めた。



私は、あまり芸人に詳しくはない。

それでもこの方は知っている。

小島よしお氏。

サンミュージックのプロフィールよりお借りしました。
あ、同級生だ。


皆さんご存知、おっぱっぴーのあの方。

ちなみに、おっぱっぴーの意味をご本人が解説されている。

おっぱっぴーの意味
①オーシャンパシフィックピース
(太平洋に平和を)
②オールパーソンハッピー
(みんな幸せ〜)

小島よしお氏Xより。

素敵な意味だったんだ!

それにしても、スタイルいいな。

それに、随分たくさん資格をお持ちなんだなあ。

以前は、インテリ芸人さん、という認識だったのだけれど、近年は子ども向けのコンテンツでご活躍だとか。

小島よしお(こじま・よしお)/1980年、沖縄生まれ千葉育ちのお笑い芸人。早稲田大学教育学部国語国文学科卒業。「そんなの関係ねぇ!」でブレーク。2020年4月からYouTubeチャンネル「小島よしおのおっぱっぴー小学校」で子どもの学習を支援する動画を公開。キッズコーディネーショントレーナーの資格を持ち、子ども向けのイベントを多数開催している。

AERA with Kids +より


先日は札幌ドームのイベントにも来られていたらしい。

学校でチラシもらってきてたかも。


この記事↓が、彼の活躍を詳しく紹介してくれている。

 小島よしおという芸人の本当の強みは、小島という人間そのものの魅力だ。それは、誰よりも誠実で、まっすぐで、がむしゃらであること。子ども向けの笑いを追求し続ける彼は、言語以前の次元で人の気持ちを動かす達人でもあるのだ。(お笑い評論家・ラリー遠田)

上記記事より引用


コロナ禍に配信されていた動画も分かりやすくて好き。

お金で考える!すごくいい~♩

メートルの成り立ちから解説してくれてる。再発見!


と、色々とご活躍の小島氏なのだけれど、今回私がぐっときたコンテンツがあって。


それは、こちらの記事。小島さんが子どもの悩みや疑問に答えるAERA dot.の連載より。

【相談】
仲良しだった友だちが、他の子と仲良くなって私を仲間外れにします。悲しいです。ベストフレンドだと思っていたのに。どうしたらいいですか?(みーみ・小学3年生・女子)

小学生あるあるの相談だー


この質問に対し、小島さんは丁寧に答えていく。

 人との関わり合いのなかで僕が大切にしているのは「執着(しゅうちゃく、と読むよ)しすぎない」ってこと。執着しすぎる、っていうのは、言い換えれば「心の握手」が強すぎるってことだよ。心の握手が強すぎるとどうなると思う? 友だちが手を離そうとしているときにこっちが強くにぎってしまうと、友だちの手が痛くなってしまう。それでも友だちが無理やり離そうとしたら、こちらの手はもっと痛くなってしまうよね。

お互いに痛くなった手では、もう一度握手するのは難しいかもしれない。でも、ゆるく握っていれば、一度離れてもまた手を握ることができると思うんだ。

~中略~

 ところで、みーみちゃんの言う「ベストフレンド」ってどんな存在かな? ベストには「最上級」っていう意味があるね。つまり、「一番」ってこと。きっとみーみちゃんにとってその友だちが一番の友だちなんだろうね。「一番の仲良し」って思える友だちがいるのって素晴らしいことだ! でも、「一番」っていうのは一人しかいないから、数が限られてしまうことになる。それに、今みたいな状況になったときに息苦しくなってしまわないかな?

 そこでよしおがおすすめするのは、「ベスト」よりも「グッド」な関係。つまり「グッドフレンド」だね。みーみちゃんは、これからたくさんの人に出会っていく。今ベストを決めてしまうとこれから先出会う人がベストになるのは難しいかもしれない。それに、お互いにベストだと思っているか、相手の心の内面はわからないから、不安になってしまうこともある。お互いに本当は「ベスト」だと思っていたとしても、お互いに不安になって「私たち、ベストフレンドだよね!」っていう確認作業がたびたび必要になってしまうかもしれない。

 でも、グッドな関係なら数に限りはないし、お互い確認しなくてもいい。とっても気楽なんだ。みーみちゃんの友だちを思う気持ちはとっても素敵。でもその「ベストフレンド」っていう気持ちがあるからこそ、悲しい気持ちになってしまうのかな、とよしおは思ったよ。

友だちとの関係って、ずーーーっと同じ距離でいるほうが難しいんだ。頭のなかに、広くて大きな海をイメージしてみて。その海で、一人ひとりが別々のたらいに乗っているとするでしょ。潮の流れや風の向き、波の立ち方でたらいが流されていく。そのとき、友だちが乗ったたらいが近くに寄ることもあれば離れることもある。そこで離れないように相手のたらいを自分のたらいの近くに無理やり寄せようとしたり、相手のたらいに近づこうとしたりすると、自分も相手も落ちたり溺れたりする危険があるんだ。潮の流れや風の向きは自分で操作できない部分。それぞれの家庭環境や興味を持つものなんかが、潮や風ということだね。 

人との関係も、目に見えない流れに左右されることがあると思うんだ。だから、無理に引き寄せようとせず、流れに身を任せて、今はみーみちゃんの近くにいる人を大切にしてみるのはどうだろう?みーみちゃんはみーみちゃんで新しく別の友だちを作ってみるんだ。それも、ベストな関係じゃなくていい。グッドなくらいの気軽な距離感の友だちを。

記事より一部抜粋


文面からお人柄が伝わるというか。終始優しい。まずスタンスが、「いっしょに考えよう」なのがうれしい。

内容は、ものすごく説得力があって。難しい言葉も丁寧に解説してくれる。

「『ベストフレンド』じゃなくて『グッドフレンド』」ってのもすごくいい考え方だなあと思った。

たらいの例も分かりやすい!

こんな風に答えたあと、最後に書いてある締めの言葉。

 ……って、僕は思うんだけど、君はどう思うかな?

押し付けないんだ!

もう、これ見た時、わー、好きと思った。これは毎回書いてあるみたい。


他の記事も大変参考になって。


今の息子にはこれとかどうかなー。



いじめに関する相談にも、世界の傾向や相談するべき相手など具体的に答えてくれている。


どんな悩みにも、真剣に、そして的確に回答してくれるよしおさん。相談した子を絶対に否定せず、優しく包み込んでくれる。そして、こういう考え方もあるよ、と広い視野に導いてくれる。

ご自分の経験や、読んだ本の内容を紹介してくれたりもするから、本当に豊かな回答なのだ。目からウロコ、と感じることもたくさん。


記事一覧はこちらから。保護者向けの記事もある。


記事をまとめた書籍も人気みたいで。


なので、私は決めたのだ(急に)。

子ども達にこう伝えよう。

「先生にも友達にも親にも言えない悩みがあったら、小島よしおさんに相談してみな」、と。


相談しなくても、似たような相談をしている子の記事を読むだけでもすごくいいと思う。ヒントがきっと見つかるはず。

これから少しずつ大きな世界に出ていく子ども達。物理的にもだけど、精神的に頼れる人は1人でも多い方がきっといい。そして、それが安心して頼れる人だったなら、もっといい。

本当にそう思ったのだ。



よしおさん、いつかうちの子達が相談するかもしれません。その時はどうぞよろしくお願いします。






最後までお読みいただきありがとうございました。


そうそう、小島さん、この度、お子さんが誕生されたそうですね。おめでとうございます♩
これからの益々のご活躍をお祈りしています。




※色々とお借りしました。



***2024/2/26追記***

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