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第12回「どうにかこうにかやってくれ」/びねつラジオ

こんばんはおはようございますこんにちは。満島エリオです。

きたな!GW!と書いてゴールデンウィーク!
外出自粛で旅行どころか人に会うのもままならないこのご時世、大型連休と言われてもなにしたらええねんみたいな雰囲気のなか、私は日本の中でもかなり上位でゴールデンティークを楽しみにしていた人間じゃないかと思います。なぜかというとGWお楽しみセットを準備しているからです。こちらです。

その1 『邪魅の雫』京極夏彦

見よこの背幅5センチ。「読んでも読んでも読み終わらない」の具現化。なんと心強い。
私は『姑獲鳥の夏』(うぶめのなつ)から始まるいわゆるこの「百鬼夜行シリーズ」が大好きでして、高校あたりから少しずつ、ずっと読み進めてきました。
『邪魅の雫』(じゃみのしずく)はシリーズの一番新しい作品で、その一つ前の『陰摩羅鬼の瑕』(おんもらきのきず)は実は結構前に読み終わっていたのですが、『邪魅』を読んでしまったらシリーズを読み終わってしまう!(※完結作ではないらしいのですが、2009年以降続刊が途絶えている……)という貧乏性が働いて、ずっと読まずに温存していたのですが、「今でしょ!」と思って買いました。
つうても買ったのは4月頭なのですが、まずこの重量感にうっとりしてしまって全然開かずに外観を愛でています。このままインテリアになる可能性がある。


その2 ドールハウス
あんまり人に言ったことないのですが、私、ドールハウス好きなんです。ドールハウスというか、ちっちゃい小物とか家具とかが大好きで。ドールハウス自体は持ってないし作ったこともないんですけど、制作動画とか写真とか永遠に見ていられます。
布教したいので込み入ったことはまた改めて機会を作って語りたいのですが、とにかくすごく好きなので、家に一つくらい欲しいなと思ってamazonで調べたんですね。
そしたらね、私は完成品のドールハウスをボンと買えるんだと思ってたんですけど、検索で出てきたのが全部制作キットだったんですね。作りたかったわけじゃなくて眺めるために買いたかったので、「金なら出すからできたやつをくれ」と思ってたんですけど、全然出てこない。まあどうせ家時間も長いし、一遍やってみっかということで、色々調べてポチってみたのがこちら。

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うおおお!かわいい!この壁の鹿のイラストが特に素敵で選びました。北欧!って感じ。中国産なんですけど。
これもまたパッケージ眺めてるだけで3時間くらい潰せます。この箱が家にあるというだけで幸せです。
プラモデルとかも含めてこの手のものを作ったことが全然ないので、そもそも本当に自分に作れるのか未知数ですが、どのくらい難しいのかな……。正直届いた時点でかなり満足してしまったので、このままインテリアになる可能性がある。

そんなわけで私はだいぶ強気です。
来いよGW!5連休といわず一か月くらいやってくれ!ビバstayhome!うちで踊るぜ!

……ということで、今月も(4月分にカウントしてください)曲を選びました。テーマは「ダンサブル」。踊りたくなるナンバーを選んだので、おうちをダンスフロアにしてください。

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”ウララ”/ビッケブランカ

ビッケブランカはどれもダンサブルなのですが、春らしさ満載のこの曲を。
ピアノとバイオリンの紡ぎだす軽快なメロディが華やかで、イントロ2秒で気分が明るくなります。
MVもユーモラスで、移り気な男が二人の女性に翻弄されるドラマ仕立て。レトロモダンなファッションに身を包んだ女性たちがダンスするサビがカラフルで楽しい。手を合わせて”堪忍してよ”と謝るような振りがあったりと遊び心もいっぱい。3:00でジャンプするビッケブランカ(山池純矢)が超チャーミングなので必見です。
なかなか外に出たりお花見も満足にできなかった今年、ピンク色の浮かれ気分をぜひこの曲で補填してください。

”キラーボール”/ゲスの極み乙女。

とんがった圧倒的センスであっという間にスターダムを駆け上がった「ゲス」の出世作で、四の五の言わずに踊りたい。
個性の主張がこんなにも激しいのに、キーボードがメインのジャジーなメロディはとにかく耳触りが良い。圧倒的なテクニックとセンスで正面からぶん殴られるのがもはや快感です。
いつかのロッキンオンのステージ前で、びょんびょん跳ねながらこの曲を聴いたことがあります。川谷絵音が客席にマイクを向けた”キラーボールと一緒に回るよ”というフレーズ、みんなあんまり歌えてなかった中、ばっちり叫んだ自分の声がめちゃ響いたという記憶があります。

”蓮の花”/サカナクション

「酔っぱらった夜の帰り道、小躍りしながら聴きたい曲ランキング」堂々の第1位がこちらです(わたし調べ)。
ゆったりと波打つように響くエレクトロニックなサウンドが、酩酊した頭に絶妙に合う。無駄に蛇行しながら歩きたくなる。気分が盛り上がってくるとターンしたくなる。そして後ろを歩く人をビビらせたい。
明るい曲調ではないけれど、キャッチーなメロディが自然と体にしみ込んできて、自然と体を揺らしたくなります。
こちらもMVで、深夜の商店街を踊り歩く山口一郎が見られます。ノリノリで見ているだけでも楽しい。

というわけで、どうにかこうにかやっていこうぜ。

【お仕事情報】

BadCatsWeeklyにて、ピロウズの記事を書きました。

ピロウズ、好きなんです。歌詞のセンスが突出していると思う。
大学生くらいの時にこの”ハイブリッドレインボウ”でピロウズに出会いまして、ライブに行きたかったのですが、周りに誘えそうな人がいなくて、それでも行きたくて、初めて一人で行ったライブがピロウズです。Zepp tokyoでした。観客の数が男の方が多くて、男子トイレの方が混んでいたライブも、ピロウズが初めてでした。
たしか、アンコールに3回くらい答えてくれて、最後に観客みんなで”FunnyBunny”を歌ったのですが、めちゃめちゃ幸福感に満ちた空間だったのを覚えています。

”FunnyBunny”や”ハイブリッドレインボウ”が名曲なのはもちろんなのですが、他にもいい曲いっぱいあるので聴いてほしい! ということで、踊った後の一休みに、ちょっとお酒飲んでゴロゴロしながら聴くのにサイコーなこの曲をどうぞ。

≪どうにかなるさならなくても/気づかないで生き残って≫

”ノンフィクション”/the pillows

ではまた次回!

#エッセイ #日記 #音楽 #ビッケブランカ #ゲスの極み乙女#サカナクション #ピロウズ  


ハッピーになります。