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いい夫婦になる


◎夫婦二人暮らしの日常を書いています。



2023年11月22日(水)
わたしたちの結婚一年記念日だ。

わたしは、いい夫婦の日に入籍したと言うと「え〜なんか意外!」と言われるタイプの人間なのだが、自分でもそうだよねぇと思う。



なぜ11月22日にしたかと言うと、
覚えやすかったことと、2022年は大安や仏滅などの六曜でみたときに良い日だったからだ。
夫は11月23日(いい夫妻の日)もいいなぁと話していたが、わたしが「記念日の次の日が休みだと嬉しい!」と言って、22日をゴリ押しした。



今日の夜ごはんはピザにすると決めていたので、わたしが準備するものは美味しい美味しいケーキだ。

ケーキを買いに行く前に、行くなら今日だ!と午前中に美容室に行くと決めて、伸ばしていた髪の毛をショートヘアにしてきた。


お会計のときに、来月誕生日ですよね?来月は来れないと思うので、今回誕生日割引で20%OFFにしておきますね、とサービスしてくださった。
嬉しいのなんの。

スッキリサッパリ!軽い!(頭も心も)


久しぶりのショートヘアは思っていたより恥ずかしさがなくて、暖かな日差しが首元にあたるのが気持ちいいくらいだった。


美容室から目当てのケーキ屋さんまでの道筋を確認すると、今日はケーキ屋さんが休みなことに気づいた。
ワァ…。(ちいかわ風)
急いで他のお店を探すと、一度夫と訪れたものの、来店時刻が遅すぎた為にケーキを買えなかったお店を思い出した。ここだ!
調べると、徒歩15〜20分くらいで行けそうだ。天気がいいので歩けそう、歩きたいという気持ちがぽこぽこと沸き出した。
日があったかくて、歩くと少し汗ばんできた。
木が揺れるたびに、葉の隙間からきらめく光と、歩道に伸びた草の陰が目に入ってくる。
ん〜なんだか気持ちがいい。
いい感覚が戻ってきたかも、と思う。



10月下旬から11月はじめまで風邪を引いていたせいで、ずっと気持ちが落ち込んでいた。本調子じゃないというか、やる気と気力が足りないというか。
文章を書きたいけど気持ちが足りず、本を読みたいけど集中できず。夫と何度も大なり小なりの喧嘩をした。もどかしかった。

11月中旬、今年楽しみにしていたイベントが終わり、記録として文章に残したいと思い始めたところから、少しずつ書きたいという意欲が戻ってきた。気持ちの余裕もできた。



無事にケーキ屋さんに着き、チョコケーキとキャラメルケーキを選び、この間わたしが夫のシュークリームを食べてしまったお詫びとして、シュークリームもひとつ追加した。



帰り途中、わたしの知らない移動販売の車を見つけて、お昼用のパンも買った。
いいな。今日はツイてるな。わくわくする。
自分が満ちてきた気がした。

いつもは引っ掛かる踏切も、わたしが渡りきった後にカンカンカンと鳴り出した。
えっ、びっくり。本当にツイてるじゃん。
ウキウキで歩いた。



夫が帰ってきたら、
まずはわたしのショートヘアに驚いてもらおう。
どうか似合っていると言ってくれ。
今日は喧嘩したくないぞ。



その後はピザとお酒を食しながらアニメを見て、ケーキを味わい、ゆっくり寛ぎたい。



夫婦と言っても、他人と他人が一緒に住んでいる。
他人と他人が家族になるには、譲り合いや思いやりが必要になってくる。

わたしたちはまだまだ未熟で子どもで、自分を曲げられずぶつかり合うことばかりだけれど、自信を持っていい夫婦だって言えるときが来るように、努めてみよう。



いい夫婦になるぞ。



わたしたちはわたしたちなりのいい夫婦に、
きっとなる。



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