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読書日記36 わたしのマイノリティ性

こんばんは。えりたです。
本日、読了したのはコチラです。

『マイノリティデザイン』
■澤田智洋
■ライツ社
■1700円+tax
■ISBN:9784909044297

こちらは #読書の秋2022 での
 #ライツ社 さんの #推薦図書 です。

表紙デザインのポップさに
気持ちが吸引され、ポチりとしました。
また、届いた実物を見たら
タイトルに点字が重ねられていて。
タイトルの説得性が直に伝わるのも
ステキだと思いました。

すべての「弱さ」は、社会の「伸びしろ」
あなたの持つマイノリティ性=
「苦手」や「できないこと」や
「コンプレックス」や「障害」は、
克服しなければならないものではなく、
生かせるものだ。
そう伝えたくて、僕はこの本を書きました。

同書 表紙裏より引用(太字は原文)

筆者の澤田さんは
息子さんの視覚障害をきっかけに
「マイノリティ」への考え方、関わり方
大きく変わります。
それはどんどん進化して
澤田さん自身の働き方も変えていきます。

■マイノリティへの考え方、関わり方

息子さんの視覚障害をきっかけに
「マイノリティ」という存在へ
改めて目を向けた澤田さん。

勿論、いろいろな葛藤や苦悩が
おありでした。
でも、私が素晴らしいなと思うのは
そこから一気に行動されたことなんです。
見当違いかもしれない。
もっと上手なやり方もあるかもしれない。
どう動いていいのか分からないけれど
思いつくことは全部やってみる。
その行動力が
今の、澤田さんご自身の嬉しさ、楽しさに
つながってるのだと思うのです。

そして、その行動が人を惹きつけ
辿り着いた考えがまた素敵なのです。

■だれかの弱さはだれかの強さを引き出す力
■弱さから楽しい逆襲を始めよう

すごくわくわくしますよね。
視点とか価値観の転換が劇的
この言葉を見たとき
「おぉ!」って声が出ちゃいましたもの。

「弱さ」とか「苦手」とかって
恥ずべきものであるような気持ちが
どこかにあります。
だから、それらを言葉に出して
明らかにすることって
ものすごく大きな勇気が要ります。
見ないで済むなら、放っておきたい。
少なくとも、私はそうでした。

でも、そうじゃなかった。

「弱さ」や「苦手」が
ワルモノだと決めつけているのは
社会や世間の「常識」であって。
だったら、そっちを変えていけばいい。
寧ろ、「弱さ」や「苦手」は
社会を変える原動力になるんだ

澤田さんは言うのです。

そして、それが
「マイノリティデザイン」へとつながります。

「マイノリティデザイン」
=マイノリティを起点に世界をよりよい場所にする

自分の弱さや苦手=マイノリティ性が
社会を動かす小さな原動力になる。

そこまで大きな考えには至らなくとも
私のなかにある「マイノリティ性」を
否定しなくてもいいという考えは
救いになりました

だって。
仕事を辞めた原因って
実は私の「苦手」「弱さ」が
根本にあった
のですもの。
そして、ここ何ヶ月かは
ずっとそのことへの劣等感で
苦しくて仕方がなかったのですもの。

もちろん、反省すべき点は多々ありつつ。
でも、必要以上に
落ち込まなくてもいいと思えたのは
ほんとうに救いでした。

■働き方が変わる

働き方は変えられる。
自分の経験や才能は、
今の何倍も生かせる場所がある。
あなたは永遠に成長期だ。

書店員を辞めて、
文章を書くことを仕事にしようと
暗中模索している今、
この本に出会えたことはとても幸運でした。

そのためにどうすればいいのか
実は途方に暮れていたのですが
第4章の「自分企画書」というアイデア
手の動かし方を具体的に教えてくれました。

喜怒哀楽の理由を言語化することで
自分と徹底的に向き合う。

そこからどのように
考えを広げていくのかまで
指南されているので
これはまとまった時間をつくって
きっちりやらねばとやる気に火が付きました。
そうすることで
何かが見えてくるかもしれないという
期待感があるのも嬉しかったです。
11月のどこかでnote記事にします(謎の宣言)。

■まとめ

弱さや苦手は否定しなくていい。
まずはそれを自分で認識する。
そこから、何ができるかを徹底的に考える。
そして、動く。

それは、私のような
「働き方迷子」だけではなく
さまざまな職種の方にも
大きなヒントを与えてくれると思います。

もっと楽しく嬉しくなるような働き方、
社会ともっと具体的に関わるような働き方、
それらを自分なりに考えるためのヒントが
満載です。

迷子になってる人も
特に迷ってはいない人も
きっと、視界の色彩が増して
明日からの仕事が楽しくうれしくなる本

誰彼構わず、おススメです。

#読書の秋2022

記事をお読みいただき、ありがとうございます。いただいたサポートはがっつり書籍代です!これからもたくさん読みたいです!よろしくお願いいたします!