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『発信する勇気』を読んで

こんにちは。

今回、末吉宏臣さんが書かれた『発信する勇気』という本を読みました。
この本を読んだのは、私のnote記事に末吉宏臣さんが「スキ」をつけてくださったことでたまたま末吉宏臣さんのことを知ったのがきっかけです。
半年前にnoteをはじめたものの、なかなか思うように記事をアップできずにもどかしさを感じていた私にとって、この本との出会いは運命的なものを感じました。
そしてたまたま出版記念の講演会があるということも知り、先日参加してきました。

末吉さんの講演を聴き、そしてこの本を読み、発信することがいかに素晴らしいことかを改めて思い知りました。

もとから文章がうまかったというわけでもない、いわゆる一般人だった著者が、コツコツと地道にブログで発信し続けたことで、文を書くことがうまくなったり人があつまってきたりして、最終的に本を出すまでに至ったというサクセスストーリーは、非常に説得力があります。

この記事ではこの本を通じて私が感銘を受けた3つの内容を「発信」してみようと思います。


①誰にでも、その人にしかない価値がある

発信するからには何か有益な情報を発信しないといけないと思いがちです。
「こんな事書いても意味ないだろうな、つまらないだろうな」と考えてしまいます。
私も、できるだけ有益な情報を書かないと意味がないと思ってしまっていました。
でもこの本では、誰にでもその人にしかない価値があって、その人が発信する情報自体に価値があると伝えています。
自分が有益では無いと思っていたとしても、誰かにとっては有益な情報になり得るのです。
そして、そもそも、リアルの世界で会話するときと同じように、発信すること自体でその人の人となりがわかるという点だけでも、発信すること自体に価値があると教えてくれています。
これを知ったことで、発信することに対して自分が勝手にハードルを上げてしまっていたことに気付かされました。
発信する内容はもっとハードルを下げてもいいんだ、世間話をするように手軽に発信するだけでも意味のあることなんだと、気付かされました。

②発信することで自分の思考が深まり、自己理解が進む

私たちは無意識のうちにいろいろなことを感じたり考えたりしています。しかし、いざそれを表現しようとするとうまく表現できないということが少なくありません。
私も、言いたいことがうまく話せなかったり、表現できなかったりすることが多く、困ることが多いです。
この本では、最近は自分の意見や思考・感情を押し殺して表現できない人が多いと警鐘を鳴らしています。
しかし、決して意見が無いわけではなく、隠れてしまっているだけだそうです。
そこで発信をする事によって、自然と自分の本当の思考や感情に意識を向けることになり、だんだん表現ができるようになっていくと教えてくれています。
発信することで、いままで無意識に埋もれていた意見を言語化することによって、自分が何を考えているかが、段々と明確化していく。自己理解が深まっていく。とても良いことを知りました。

③「良い文章」を書かなくて良い

私はもともと文章を書くのが得意ではありません。
文章をスラスラ書けず、やっとの思いで書いた後に、推敲に推敲を重ねるということをしていて記事としてアップするまでに相当の時間がかかってしまっていました。
そのため、記事を書く事自体がある意味苦痛に感じたり、億劫になって、「今日も書けなかった…」と自己嫌悪に陥ったりすることも少なくありませんでした。
重い腰を上げて書き始めても、途中で息切れしてしまって、未完成のままお蔵入り、なんてことも多いです。
しかしこの本では、身の丈に合わない、すばらしい文章を書こうとすると、苦しくなっていくだけ。最初から「うまく書かない」と決めてしまいましょう。とアドバイスしてくれています。
まさに、自分が思うように記事がかけないという悩みに対する的確なアドバイスに、思わず膝を打ちました。
さらに本の中では、真面目な人ほど何かしっかりしたものを作り上げてから発信しなければと気構えてしまいがちである。下手なところから始める、その過程にこそ価値がある。と書かれており、無駄に生真面目な性格の自分にはとても響く内容でした。

まとめ
この本を読んで、発信に対するハードルがぐっと下がった気がします。
下手でも良いからたくさん発信していこう。たくさん発信して自分の無意識レベルの考えや思考を掘り下げ、自己理解を深めて行きたい。そう思いました。
そして「もっと文章をうまく書けるようになりたい」という目標に向かってこれからも頑張りたいと思います。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。



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