見出し画像

「未熟」を認めれば楽になる

こんにちは、えりやまです。
最近、太陽の塔で有名な岡本太郎の『自分の中に毒を持て』を読みました。おすすめの本としてよく紹介される有名な本ですが、私はこれまで岡本太郎の本は読んだことがありませんでした。
実際に読んでみると、自分が日々抱えている悩みに対するヒントになるメッセージがたくさん書かれていて、「もっと早く読んでおくべきだった!」と思わずにはいられませんでした。

たくさんのメッセージの中で、私が特に胸を打たれた、「未熟」を認めれば人生は楽になるという話をご紹介したいと思います。


下手にやればいい

私達は、仕事のスキルや能力、運動神経などを他者と比べて、自分は未熟者だと考えてしまいます。私も、仕事やスポーツなどで自分より能力の高い人と自分を比べて「自分は未熟者だ、レベルが低い」と卑下してしまうことも少なくありません。
しかし、岡本太郎は、「自分は未熟」だと認めることが人生を好転させるポイントだと伝えています。

ほんとうに生きるということは、いつも自分は未熟なんだという前提のもとに平気で生きることだ。それを忘れちゃいけないと思う。

岡本太郎『自分の中に毒を持て』

スポーツも歌も会話もすべて、下手なら、むしろ下手こそいいじゃないか。そう思って平気でやればいい。もっともっと下手にやろうと決心すれば、かえって人生が面白くなるかもしれない。

岡本太郎『自分の中に毒を持て』

完璧に、うまくやろうとするからできなくなる。他の人からよく見てもらえるようにやろうと考えるから、うまく出来ない。それで落ち込む。
これが今までの自分でした。人からもよく「あなたは完璧主義者だね」と言われます笑。
しかし、「未熟」であることを認めることで、もっと気持ちが楽に、自由に動けるようになるといいます。
そもそも、完璧な状態などないのです。その事実を忘れてしまいがちです。
下手ならば下手なりに思い切ってやる。他者と比べるのではなく、下手でもいいからどんどん行動していく。
そうやって下手でもいいから精一杯取り組んで「自分の中で」成長できたらいいんだと思いました。

まとめ

自分は未熟者だと落ち込んで、ネガティブになって、やる気をなくしてしまうのはもったいないことです。
むしろ「自分は下手なんだ」「未熟者なんだ」と認めてしまえば、他者からの評価を気にせずに、思い切ってできるような気がしました。
チャレンジしなければ成長出来ません。下手でも気にせずに行動を重ねて自分軸で成長できたらいいですね。きっとその繰り返しで「熟して」いくんだと思います。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。


この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?