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大事な人が大事にしていることに興味を持ちたい

最近ふと「親孝行、家族孝行って何だろう?」と思う。ときどき気にかけて電話やLINEしたり、美味しいものを手土産に遊びに行ったり、マッサージしてあげたり、たわいもない話をしたり…そのぐらいしか思いつかない。
自分が親になって息子たちに願うのは、日々健康で幸せに過ごしてくれることが一番の親孝行だと思うのだが。実家の両親はどう思っているのかな?と考える。

親とも成長した子供たちとも、会える時間が限られているからこそ密度の濃い時間を過ごしたいし、ちゃんと向き合って会話したいと以前より思うようになった。

そこで意識してやっていることが、私の周りの大事な人が普段やっていることや打ち込んでいること、悩んでいること、大事にしていることに興味を持つということ。
単純に、好きなことを共有してもらえたら、モノをもらうよりそれが一番嬉しいだろう(私の場合は)
たとえ小さな悩みだったとしても本人にとっては大きなことだし、解決策はなくても本気で前のめり気味で聞いてあげるだけでもスーッと軽くなるだろう。

今日はなんと、母親が習っている体操の「発表会」を見に行ってきた。
ことのいきさつはこんな感じ。

母:今度ね「Adoのうっせえわ」という曲でリズムダンスの発表会に出るんだよ。 アリーナで40チームが発表する盛大なイベントみたい。でも来なくていいからね!

私:え~っ、激しい曲に合わせて発表会ってすごいことじゃん。レッスン以外の日も一生懸命練習してたみたいだもんね、せっかくなら見に行こうかなぁ。

母:え~~~、混雑するから風邪拾ったりしたら大変だから来なくていいよ

意地っ張りで遠慮しがちな母の性格から「これは見に行くしかない!」と妹と父を誘って応援へ。思春期の子供が運動会見に来なくていいからと言っているみたいで少し笑えた。


結果、応援しに行って動画も撮ってあげたら、「動画あとで送ってね!」と母はとても嬉しそうだったし朝からリハーサルした話や緊張してあっという間に終わっちゃったとウキウキ顔だった。

こんな1日の出来事を、母も父も妹も私もずっと忘れないだろうな。

帰りにイベントブースでミモザを買った。残り1つのミモザの束が黄色に輝いていた。ミモザはそのうちドライフラワーになって色褪せていくだろうけど、思い出は色褪せないもんね。

どこに飾ろうかな


父の興味は「映画」。今度会ったら、たわいもない会話の中に最近見た映画と感想を聞いてみよう。私のおすすめ映画も付け加えて。

長男の興味は「カフェ」と「アニメ、本」
次男の興味は「駅伝」「ファッション」
夫の興味は「ゴルフ」「投資」
さすがにアニメもゴルフも投資も全く興味はないけれど、だから知らなくていいではなく、どういうものなの?何がそんなに面白いの?と聞くだけでも熱弁してくれるかもしれないな。

人が大切に思っていることに興味を持ってみることは、何だか面白そうだし
お互いにとって関係がもっと深まりそう。
人とのかかわりに悩んだり、何を話したらいいかな?と迷ったときには真っ先に最近ハマっていることや好きなことを聞いて「興味があるよ!」と意思表示しようと改めて気づかされた1日。


最後までお読みいただきありがとうございました。



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