tbf5-サークル配置

技術書典5でJavaScriptの本を頒布します(速報版)

ごきげんよう。東京ラビットハウスerukitiです。

2018年10月8日(月・祝日)に開催される技術書典5に東京ラビットハウスとして参加します。配置場所は出口付近の「あ15」です。サークル参加4回目にしてついに、ボスクラスの集う場所(いわゆる壁、それも明らかに広い場所)への配置に戦々恐々としております。ご興味のある方は、是非サークルチェックをお願いします。

予定している新刊は2冊で、どちらもJavaScriptの本です。

新刊1: JavaScriptフレームワークを理解し作る本

本書はJavaScriptフレームワーク(NuxtおよびNext)の中身と、技術の詳細を優しく解説し、またオリジナルのフレームワークを作ることでJavaScript開発シーンを深く理解するための本です。

最近の技術書典ではNuxt.jsというフレームワークが大人気ですね!Rubyで言うRailsのようなものです。しかし、Nuxt.jsの使い方を解説する本は数あれど中身を解説する本はありません。本書ではNuxt.jsだけではなくその元ネタとなったNext.jsについても詳しく解説します。

JavaScriptの世界ではどんどん高度・複雑化していってるため良くできたフレームワークは、秩序をもたらし皆さんを救う福音であり、必須技術と言っても過言ではありません。

最近はゼロコンフィグ、つまり設定をしなくてもいい、という考え方が流行り始めています。本書ではフレームワークに全てを任せる事で真なるゼロコンフィグの世界にどうやって到達するかについても解説します。

・ ある程度以上の規模を持つJavaScript開発を楽にしたい人
・ フレームワークの中身を知らずにハマりたくない人
・ 自由度と簡単さが両立した静的ウェブサイトジェネレータが欲しい人
・ 最先端のJavaScript技術を簡単に知りたい人
・ JavaScriptを愛する人

このような方にオススメできる本です。頒布価格1000円を予定しています。

新刊2: Pray for V8

本書はGoogle V8を組み込んで自由自在にJavaScript処理系を作るための本です。また、Node.jsの産みの親が発表した実験的プロダクトであるdenoの解説もします。

世界最速のJavaScriptエンジンであるGoogle V8は、Node.jsほか様々なものに組み込まれています。最近は処理系の組み込みの重要性がまた上がっているのではないでしょうか?

ブロックチェーンの世界では、Ethereumのスマートコントラクトが人気ですが、現状のEthereumの処理系(VM)は元々がBitcoin VMの命令を参考に作られているためかなり歪です。そのためWASMベースの新しいVMに移行が検討されていますが、一年以上かかるのでは?と言われています。

本書ではブロックチェーン技術とV8を組み合わせる事で、JavaScriptベースのスマートコントラクトを提案します。

denoはNode.jsを生み出した時に犯した設計間違いをなんとかするために作られました。

denoの最初のバージョンではC++/Goで作られていましたが、発表後すぐC++/Rustのバージョンに置き換えられました。V8自体が持つGCとGoが複雑に絡み合ったバグが出てしまうという危険性を回避するためです。

本書ではdenoを解説しつつ、denoとは違ったアプローチで新たなJavaScript処理系を提案します。

・ V8を崇める人
・ JavaScriptとTypeScriptを称える人
・ V8を組み込みたい人
・ まだまだ発展途上のブロックチェーン技術に、Ethereumとは異なるスマートコントラクトを示すことで、新しい技術の極地に到達したい人
・ Node.jsの次を知りたい、あるいはいっそ自分で作りたい人

本書はこういったエッジの効いた人達にオススメする本です。頒布価格は新刊1同様に1000円を予定しています。

最後に

今回の技術書典5では、メカざざむしたかしすきーさんに売り子を手伝って頂くことになりました。また委託としてメカざざむしさんの商品も頒布することになる予定です。

新刊1について興味のある方レビューをしていただけないでしょうか?レビューをしていただけた方には本を献本いたします。レビューの目的としては、分かりづらい部分と間違ってる部分の指摘と、リアルタイムで原稿が完成していく様子を特等席で眺める簡単なおしごとです。校正の類いは一切不要です。よろしければ @erukiti までご連絡ください。

・ 今回の記事は速報版です
・ 本の詳細とサンプル版と目次を追加したバージョンを9/10公開予定です

それでは皆様ごきげんよう。

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