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キリスト教には裏キリスト教や裏教派など無い。サタニズムはキリスト教の教派などではなく多神教の総称。キリスト教には仏教で言う密教の様な物は存在しない。

日本人の多くは仏教徒ですが、仏教には一般人には隠され、僧侶や天皇家などに伝えられて来た「本当の」「裏の」秘技・奥義である密教と言うものが有るそうですね。密教自体は存在しますが、そこの檀家だと言う人はいません。
ですから日本の人々が、他の宗教にも仏教と同じ様に裏のしかしそれが本物の教派が有るのでは?と思うのは自然な発想かも知れません。

しかし、キリスト教などアブラハムの宗教と言われる宗教には、色々な理由から、その様な物は存在しません。
宗教と言っても宗教組織は所詮は人間の組織に過ぎません。そして人間の組織には様々な裏事情が有るのは当然です。しかし、聖書や教理には裏面などと言う物は存在し得ません。それは啓典の宗教と、その教派では当然の事です。

以下に、キリスト教には裏キリスト教や裏教派などという物は存在しない理由を、もう少し詳しく述べていきます。

キリスト教では、創造主としての三位一体の唯一の神が世の中の全ての権能を持っています。
もし、ある人間が勝手に自分の職種の職分以上の権能を主張したりふるったりした場合には、その越権行為が僭称者と批判される事があります。
また、キリスト教の教理は、教派に関わらず共通不変の聖書の記述が全てです。ですから、聖書に禁止された物、例えば多神教の要素などが忍び込んだケースなどは異端とされます。
キリスト教でありながら神に不忠であるとすれば、例えば、上記の二つの様な事が挙げられます。
偽り無き神の御言葉である聖書は、昔から皆んなに公開されているもので、裏聖書など存在し得ないのですから、裏教派とか裏教理などと言う物も存在し得ないのです。

一方、サタニズムとはキリスト教側から見てキリスト教の一教派などではなく、多神教の総称ですから、キリスト教自体とは別の物であり、対立的な物です。
キリスト教にとり世界とは、聖書の三位一体の唯一の神と、サタンである多神教との戦場である、と言う世界観なのです。

日本では実際に、キリスト教はナチスであるとか、カルヴァン主義等の聖書主義は裏キリスト教だとか裏教派だ…などと言われてしまっていますが、もちろん全部嘘の噂です。
ナチスがキリスト教の廃絶と多神教の復活を目指していた事はよく知られています。特徴的な敬礼は、多神教ローマ時代の帝国軍の敬礼を採用した物ですし、逆さ万字も多神教の図象を採用したものです。
キリスト教にとり聖書とは偽り無き神の言葉である為、その聖書主義は裏教派であるなどと言う噂は、敢えて反論する必要も無い様に思える不思議な噂と言えます。

キリスト教で言うサタン、サタニズムとは、キリスト教の一教派とか裏教派などと言った物では無く、多神教全般に対する総称なのですから、それらは、どれか特定の物が良いとか悪いとかではありません。多神教の崇拝対象やストーリーは全てサタン、サタニズムなのです。
何故ならば、全て多神教の崇拝対象は、創造主に反逆した堕天使達であり、怪物化して各地で土地の悪霊の様になった物であり、創造主の敵だからです。

一方、多神教徒である日本の人々は、多神教つまりサタニズムの中の特定の物は良いとか悪いとかと信じていますよね?例えば、仏教ではアシュラ神は悪神だったのを下して善神とした等です。これは、サタニズムの中には良い物がありそれを信仰の対象にしていると言っている…なんて言ったら喧嘩になってしまいますから正面切って言われる事はありませんが、本当はアブラハムの宗教からはそう見えているのです。

また、日本人の約99%は非キリスト教徒であり、その殆どは仏教徒ですね。その仏教には「密教」と言う物があるそうです。
密教は一般信徒には教えられる事は無く、僧侶達の他には天皇家など限られた人々だけにより伝えられて来た秘技・奥義で、これが本物の仏教とされる物だそうです。ですから密教には檀家と言う物は存在しないそうですが、最近の情報化社会で一般にも知れ渡り始めたのだそうです。
実は、仏教徒には悪いのですが、この密教と言う物は日本の多神教の中でも特にサタニズム的であると言う声があります。
それは、密教が供物により物質や事実を変化させられるとか、性秘技によるエネルギーでより高位の存在になれるなどと言う教義を実践しているからだそうです。
密教は海外の仏教・ヒンズー教にも存在するそうですが、日本の密教は神道と習合している点が特徴だそうです。古代の神道では本来は巫女に神殿娼婦的なつまり密教と同じ役割が有った為に習合しやすかったのだとも言われます。
日本では同じ敷地に寺と神社があり、寺には小坊主さんがいたのは理由が有っての事だった…と言う話です。

日本の代表的な多神教である仏教には、密教と言う存在がありますから、日本人の多くは、他の宗教にも同じ様な部分がある筈だと思う人々は多い様ですが、そんな事は無いと言う事です。

キリスト教にとって、サタン、サタニズムとは多神教の崇拝対象と多神教の事であり、それはキリスト教の一部ではありません。
キリスト教の中にも不純物が紛れ込んだり不忠なものが在る場合は、異端とか僭称者であると言う意味でサタンと批判される事はあります。
しかし、キリスト教をはじめとしたアブラハムの宗教にはそれぞれ啓典があり、神との契約でもある啓典には裏など無く、従って裏教派とか裏教理などと言う物はありません。
たとえ個人への拷問などによって虚偽の言質を取ったとしても、一点一画変更は許されない偽り無き神の御言葉である聖書には、何の影響も無く、聖なる創造主の永遠の御計画には、何の変更も生じる事はありません。

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