あまり知られていない、脂肪細胞の・・・

あまり知られていないが、脂肪細胞には様々なホルモンなどを分泌し、体の機能を調整するといった働きもある。

通常は、
・女性ホルモンのエストロゲン
・食欲を抑え、エネルギー消費を増大させるレプチン
・傷ついた血管を修復したり、糖や脂肪を燃やしたり、腫瘍の増殖を抑えたりするアディポネクチン

など、体にいい作用を及ぼすホルモンを分泌しているのだが、脂肪が大きくなると、ホルモン分泌のメカニズムが狂って、善玉ホルモンの分泌が減り、代わりに、

・血糖値を上げ、糖尿病にかかるリスクを高めるTNF-α
・慢性炎症を引き起こし、ガンや糖尿病、リウマチ発症の原因ともなるIL-6
・血栓を溶けにくくするPAI-1

など、体に悪い作用を及ぼす悪玉ホルモンの分泌が増える。

つまり、食べ過ぎによって脂肪が過剰に増えると、悪玉ホルモンの作用により、

・血管の傷が修復されない
・血栓が溶けない
・腫瘍が増殖する
・血糖値が高くなる


といったことが起こりやすくなる。


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