自分の怒りは6秒しか持続しない!

誰かから暴言を浴びせかけられたとしよう。

この時、自分の脳内では大脳辺縁系がアドレナリンやノルアドレナリンなどの神経伝達物質を吐き出し、心と身体を戦闘状態に変える。

怒りで身体が熱くなり、全身の筋肉が硬くなるのは、これら神経伝達物質の働きによるもので、そのまま何も対策しなければ、自分は瞬時に相手へ暴言を吐いたり殴りかかったりといった反応を起こすだろう。

しかし、ここで少しだけ待つと、人間の理性を司る前頭葉が大脳辺縁系を抑えにかかり、少しずつ神経伝達物質の影響を無効化していく。

前頭葉が起動するまでの時間は平均で4~6秒で、そこから10~15分も経てばアドレナリンやノルアドレナリンの影響力はほとんど消えて、自分の怒りは鎮まる。

つまり、暴言を受けてから6秒だけやりすごせば、一の矢の痛みは過ぎ去るわけである。

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