レム睡眠とノンレム睡眠が、疲労回復のカギ!

一日の仕事を終え、体は疲れ切っているのに、なぜか寝付けない。

ベッドの中で悶々とした末、やっと眠れたと思ってもすぐに目覚めてしまう。

こんな悩みを持つ人も多いだろう。

これは年齢を重ねるとともに訪れる睡眠力の低下に原因がある。

眠るのに力が必要なのかと疑問に思うが、年齢を重ねれば重ねるほど、質の良い睡眠をとるためには努力が必要になってくる。

睡眠力が落ちる原因は、睡眠を促すメラトニンというホルモンの分泌量が、加齢に伴い減少するため。

そして、うまく眠れなくなると、免疫や代謝のバランスが崩れ、老化が進む。

不眠がちな人ほど、早く老けてしまう。

睡眠のメカニズムをよく理解して上手に利用すれば、ぐっすり眠れて、翌朝ビシッと仕事に向かうことができる。

その上、いつまでも若々しくいられるというオマケまで付いてくる。

子供と大人の睡眠を比較した研究によると、年齢を重ねている人ほど、覚醒に近い、浅い睡眠の比率が増えている。

浅い睡眠はレム睡眠、深い睡眠はノンレム睡眠と呼ばれている。

レム睡眠は、体が休んでいるが脳は活動している時間。

ノンレム睡眠は、体も脳も休んでいる時間。

浅い眠りであるレム睡眠の間は、眼球がキョロキョロ動き、呼吸や心拍は不規則、血圧は変動する。

この間、脳はその日の記憶の整理や心のストレス処理をしている。

よく夢を見るのみ、また金縛りになりやすいのも、レム睡眠。

一方、深い眠りであるノンレム睡眠は、眼球が動かず、呼吸や心拍は穏やかになり、血圧も下がる。

レム睡眠とノンレム睡眠、双方の眠りをしっかりとることが、疲労回復のカギなのである。

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