行動経済学とは何?

行動経済学は、人間の行動(経済活動)を心理学の観点から研究する学問として知られている。


これらの研究によって分かったことは、従来の経済学では「人間は常に賢く合理的な判断をするもの」という大前提に立っていたが、実は「人間は極めて感情的かつ不合理に行動している」ということ。


次の例は、このことが分かりやすい。

A:この手術を受けた100人の患者のうち、90人が5年後に生存している。

B:この手術を受けた100人の患者のうち、10人が5年後に死亡している。


Aの説明で手術を選択する人は84%、Bの説明で手術を選択する人は50%だった。


よく見るとどちらも同じ確率なのだが、表現の仕方が違うと、その後の行動に差が出てくる。


どこをフレームするかによって、違う効果をもたらすことから、フレーミング効果と呼ばれる。

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