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次のおやすみ、どこへ行こう?vol.2

z渋谷・道玄坂で開催中の #旅と写真と文章と クルー合同写真展「次のおやすみ、どこへ行こう?」。

そこにわたしの写真もいくつか展示させてもらっていて、このnoteはその写真たちをご紹介するvol.2です。

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vol.1では韓国・チェジュの写真をご紹介しましたが、続きまして、京都編。

京都は、わたしが大学時代を過ごした街で、それはもう、懐かしさがあちらこちらにあふれている大好きな街。今でも「訪れる」ではなく「帰る」という動詞を使いたくなる。

平野神社

大学時代に住んでいたアパートから徒歩1分。桜の木が所狭しと並んでいて、春になるとそれはそれは見事な桜が咲く。大学からもすぐ近くなので、春になると大学の仲間たちと毎年ここでお花見をした。今回立ち寄ったのは8月の半ばで、もちろん桜の季節ではないけれど、瑞々しい緑が一面に。緑に囲まれた鳥居の奥。神様がいるところ。静かで、木漏れ日が美しくて。懐かしさあふれる、そんな場所。

※わたしが訪れたそのすぐ後、台風21号によってこの平野神社も甚大な被害を被ったそうだ。社が崩れてしまったと。1日でも早い復興を祈ります。


京福電車(嵐電)

京都を走る電車には、京福電車というローカル線がある。大学のすぐ近くを通っていたため、随分とお世話になった。2両ぐらいの小さな電車で、無人駅がほとんどで、桜のトンネルがあったり、路面を走ったりと、なかなか風情のある電車だ。これに乗って嵐山まで行ったり、友達の家に行ったり、彼の家に行ったりした。

vol.1で空港の写真を出したけれど、電車もまた、旅の手段。まっすぐに続く線路は、この先に何があるんだろうとわくわくさせる。だから線路を見るとつい、カメラを向けてしまう。

飛行機はあっという間に目的地に連れて行ってくれるので好きだけれど、電車は逆に、ゆったりとした時間が好きだ。ガタンゴトンという揺れと、流れる景色と。普段の通勤は地下鉄ユーザーなので、地上を走る電車に乗ると景色が見えるのが嬉しくてきょろきょろしてしまう。好きだなあ、電車。

沖縄 竹富島

ところ変わってこちらは沖縄 竹富島。

自転車を漕いでたどり着いた場所は木々の茂ったトンネルになっていて、そのトンネルをくぐったら、まっさおな、海があった。宝物を見つけたような歓声が思わず上がる。

旅って少なからず冒険の要素があると思っていて。知らない場所、知らない人、知らない食べ物、知らない建物。知らない世界。旅、とまではいかなくても、近所の散歩だってちょっとした冒険だ。大人になっても、おばあちゃんになっても、冒険にわくわくできる心を持っていたいな。と思う。

東京 晴海埠頭

最後は、東京。晴海埠頭はうちから徒歩でも行ける距離にある。なので、旅というよりは、散歩だ。でも、「次のおやすみ、どこへ行こう?」と考えるとき、その行き先は必ずしも遠い場所である必要ではなくて、すぐ近くの、でもふだん行ったことのない場所でもいいんじゃないかと思って、この写真を選んだ。

晴海埠頭からは、レインボーブリッジと東京タワーが見える。東京タワーって、好きなんですよね。東京に住む前は憧れだったけれど、東京に住んでからは旅から戻ってきて、飛行機や電車から東京タワーが見えると「帰ってきたなあ」と思うようになった。東京が、帰ってくる場所になったんだなあ。

ただいまの場所。

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今回写真展に出さなかったけれど、是非とも行ってみていただきたい場所もたくさんあるので、ちょっとずつご紹介していけたらいいなあ。

そしてこれからも旅先で、家の近所で、いろんな場所で、写真を撮っていきたい。

#旅と写真と文章と #次どこ写真展 #写真 #エッセイ

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