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生き字引

プチドライブへ出かけた。

両親を乗せ、山へ向かう。(姥捨山へ行くわけではない)

途中、途中 

昔あった風景を思い出しながら、車を走らせる。


今はもう大きなダムの底に沈んでしまった昔のダムはどこにあったのか?

あの辺りにはトンネルがあって、今日は水位が低いから見える、とか。(ダムの中にぽっかりトンネルの入口が見えていた)

あの山の奥に金山があって、親戚が移り住んだ、とか。

こんな山の奥に動物園のようなものがあった、とか。


聞けばほんの3〜40年前の話なのだが

はるか昔にタイムスリップしたような話がどんどん出てくる。


時代は急激に変化したのだな、と体感する。


科学の進歩、技術の進歩、便利さの進歩は本当にめまぐるしい。

便利で嬉しい反面、昔の緩やかさを羨ましくも思う。

時代は急激に変化しているのだ。


そうだ、おかげで立派な道路を安全にドライブすることが出来ている。

それはとてもありがたいことなのだ。



それはそれとて

昔の話を聞くたびに

生き字引のような人生の大先輩たちから

もっともっと話を聞いておきたい

そう、強く思うのだった。


歴史を繋いでいく。

それも進歩には必要なことではないかな、と思う。

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