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コミュ障の営業戦略

※このアイキャッチ画像はSnapmartで購入可能です。

営業が苦手だ。

文系出身で特殊技能がないと「新卒一括採用」で営業職に回されることが多いと聞いて、新卒での就職を諦めたほどだ。そのくらい営業という仕事には前々から恐怖心があり、電話一本するのも緊張する自分には絶対できないと思っていた。

だから、「外でお客さんと話してないと逆にストレスが溜まるんですよねぇ」と言うような生粋の営業マン気質の人を見ると、もうそれだけで仰ぎ見てしまう。ほんとに心底尊敬する。

ただ、今みたいな小さな会社だと、社長の私が営業をしなければならない場面がどうしても出てくる。「苦手なんですよねー」とも言っていられないので、ここは私なりにない知恵を絞って、どうしたらコミュ障でもうまく営業ができるかを考えてみた。

その結果、自分が導き出したのが「自分が有名人になればいいんじゃないか?」ということだった。

営業の成約率はゲートを突破した数に比例する

なぜこういう考えに至ったのかというと、周囲の社長さんをつぶさに観察してみたところ、ネット業界で起業後間もなくぐんぐん伸びている会社は、社長やCTOが業界内の有名人である割合が高かったからだ。

たとえば、ネット業界で有名な起業家といえば、家入さんやホリエモン、経沢さん、けんすうさんなどが思い浮かぶが、たとえば会社のお問い合わせフォームから

「CAMPFIREの家入ですが、ご提案があるのでお時間いただけますか?」

と送られてきたらどうだろう?とくにその商品に興味はなくても「家入さんなら会ってみたい」と思う人も多いのではないだろうか。

ちなみに、その人のイメージがポジティブかネガティブかというのは、それほどこのアポ獲得率に関係がないと思う。たとえば、ネット上ではイケハヤさんやはあちゅうさんやキングコングの西野さんを悪く言う人をたくさん見かけるが、実際に彼らに「会いたいです」と言われたら会う人のほうが多いんじゃなかろうか。

このように、名前が知られた人というのは圧倒的にアポが取りやすいのだ。新規開拓の営業の成功率はアポ数に比例するので、断然知られていないより知られている人のほうが有利なのである。

ブログとツイッターで自分の考えを知ってもらう

ちなみに、私はこの作戦をサービスを世間に公開するずっと前から考えていて、スナップマートのアプリを出す半年前にブログとツイッターを本格稼働させている(それくらい営業に対する苦手意識がすごかったのだ)。

「えとみほ」というニックネームを前面に押し出したのもこの頃からだった。実はこれも人気者分析をした結果で、たとえば「家入さん」や「経沢さん」は珍しい名前なのでツイッター等で検索しても本人への言及を簡単に探せそうだけれども、「堀江さん」や「古川さん」だと埋もれてしまい、自分に対する言及が探し出せない。

私の名前「江藤」「美帆」はどちらもありきたりな名前なので、このままだと埋もれてしまうと思った。その結果、自分から「えとみほ」という名前を名乗ることにしたのだ。

これは、今振り返ってみても有効な施策であったと思う(他の人にもおすすめしたい)。

現状の私はまだまだ広く知られた存在であるとは言い難いが、1年ほどこのブログとツイッターを使った認知向上活動をコツコツ行った結果、近い業界内での認知は向上し、お問い合わせフォームからの突撃新規開拓もうまくいくようになった(10件送ったら2〜3件はアポがとれるくらいにはなった)。

アポ先に行くと「ブログ(ツイッター)見てますよ」「ホリエモンチャンネルみましたよ」みたいな感じで気さくに話しかけてもらえることが多いので、少し恥ずかしいなと思いながらも、頑張って続けて良かったなと思っている。

自己紹介から始めなくて良いのは最高のアドバンテージ

もう1つブログやツイッターで発信していてよかったなと思うのは、会う前の段階で、先方に私やスナップマートに対する予備知識があるということだ。これがあると「はじめまして。弊社は昨年設立された◯◯の会社でして...」という自己紹介から始めなくて済む

このアドバンテージは、有名な大企業であれば当たり前のことかもしれないが、出来たてのスタートアップにとっては相当大きい。

このサービスがどういうものなのか、私がどういう考えでこの事業を営んでいるのかを知ったうえでアポを受けてくれているということもあり、その先の話の進み具合も早い。見ず知らずの人に比べると、押し売りされる警戒感が薄いというのもあるだろう。

ちなみに、私の営業トークはなに一つ改善されていない。相変わらず喋りはド下手だ。雑談すらロクにできない。

ただ、訪問する先のことはよく調べて行くようにはしている。臨機応変な対応ができないので、せめてその会社の設立の経緯や沿革、資本構成、直近のニュースリリースは見ておいて、そういう話題になったときにしどろもどろにならないようにしている。

あとはクロージングに課題があるものの(ここはどうしてもスキルが要る)、「ゲート突破」はけっこうできているので、営業に対する苦手意識はだいぶ薄れた。

「ネットで有名になる」というと炎上スレスレの発言を続けて他人の罵詈雑言にも耐えなければならないと思うかもしれないが、”営業活動のために”という前提ならば、なにも日本中の人に対して知られた存在にならなくてもいい。狭い業界内でも十分である

これは社長でなくても有効な戦略だと思うので、営業が苦手だけど営業しなくちゃならない方の参考にしていただければうれしいです。

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えとみほ(江藤美帆)

サッカークラブではたらいています。Snapmartのというアプリの開発者です。

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コメント4件

スナップマートダウンロードしました!
わー、ありがとうございます!^^
前から写真を売るアプリを入れたくてやっとiPad購入してダウンロードしましたw名前、認知度上げるの大変ですよね。私は今はハンドルネーム使ってますが、しばらくハンドルネームで動きたいと思います。
いいね(スキ!)をつけさせていただきたいと思いましたが、キリのいい数字(100いいね)を崩してしまうのが申し訳なくてできませんでした。ネットで名を売ることでリアル営業の手間を減らすという発想、とても勉強になりました。
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