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特別編:にゃんひーが生まれた日

丸9年。

これは、2013年9月8日にTwitterで運営を始めたアカウントで「にゃんひー」というキャラクターが生まれた日から数えた年数。

アカウント開始と同時だから、今日は誕生日であり記念日にあたる。そこで、今回は特別編として

「なでなで」

が代名詞の猫のキャラクターがいかにして現れたのか?来年の大きな大きな節目に向けてどう展開していくつもりなのか?そのあたりを語らせてくれると嬉しい。

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見た目と違って生まれは地獄

この猫は「頭が大きくて体が小さい」という可愛らしいフォルムのキャラクターだけど、その出自は決して可愛くない。

2013年当時は、過去の壮絶ないじめのトラウマが蘇ったり、それによって体調不良が加速したりと、作者の私自身にとって特に苦しくて苦しくてたまらない時期で。過剰なストレスが原因で倒れる事もしばしば。そういう辛さをどうにか少しでも逃がしたい一心の苦肉の策が

自分で自分に語り掛ける形

で発信をする事だった。※ツイート内では「きみ」と出てくるものもあるけど、それもまた頭の中のもうひとりの自分。もちろん、読んでくれている人が自分と重ねて読むのもアリな前提での設定。

ただ、自分に語り掛ける発信という色だけを抽出すると、恐らく読み手にとっては内容が重すぎる印象になるだろうなとも思った。だから、可愛らしい猫のキャラクターを生み出して、さらにいくらか読み触りが柔らかい

ひらがな

で書いていこうと決めた。

「漢字で書いたほうが読みやすいのに」「ひらがなだから分かりづらくてウケないんじゃない?」と思う人もいるかもしれないけど、これだけは譲れないポイント。どのような内容でも読み手が反発少なく受け取りやすいと確信しているから、今に至るまでひらがな一本を貫いている。

つまり、にゃんひーは地獄の中から生まれた私自身であり、私を慰めてくれるカウンセラーでもあると言える。偶然とはいえ、生まれていなかったら私はどうなっていただろうか――と震える時もたまにある。

それくらい、救い。

節目でも相変わらず

そんなにゃんひーも、来年には丸10年というひとつの大きな大きな節目を迎える。

本当なら、アーティストが記念の全国ツアーをする感じの大々的な何かをやりたいところだけど、私にはその余裕がない。出自が地獄と言ったけど、

まだそこを定宿にしている状態

だから。体調が常に悪く、好きなように動ける日がほぼほぼない。貧乏暇なしとは言い得て妙で、二束三文にもならない無駄な事柄に追われて一日が過ぎる。そんな不安定な奴が、大々的に何かを銘打って予定通りにいくわけがない。

「病院へ行けば楽になるのに」とさらっと言われて『誰でも簡単に行けると思わないでほしい』を何度飲み込んだか。「これをこうすれば幸せになるよ」と説法を受けて『それをそうできないから辛いのに』を何度飲み込んだか。

そんなような状況だと、やはり10年目も地道に活動を続けていくので精一杯だと思う。大きな事ができない分だけ、けれど小さな事をこつこつこつこつやっていけたらなと。「したくてもできない気持ち」に目を向けた言葉を、世界一丁寧に丁寧に書いていけたらなと。

当時からなんの成長も変化もない、相変わらずな私でいい。その立ち位置でしか書けない言葉もたくさんあるし、いつも言っているように

「置いてけぼりだと感じなくてもいい場所」

というのが、ひとつくらいあってもいいだろうし。

いつもの温度のエトナシサラがいて、いつも同じ言葉を繰り返し書いていて、いつもあまり上手くないイラストを描いていて、いつも最後になでなでをしている。

そんな10年目でいい。

まとめ

「でいい」と書いたものの、キャラクターの誕生日&記念日にこんな地味な内容「でいい」のかは疑問だ。

まあいい、のか?

というのも、前日に病院で検査があったためにダメージがひどい有様で。這う這うの体で帰ってきたその足で書いているせいで、どうしても100%の浮かれ気分になれないでいるし、判断がふわふわしている。

だからというわけではないけど、誕生日当日の今日だけではなくて8日から一週間は

「誕生ウィーク」

とさせてほしい。ダメージが抜けて実感してきたら、その時が誕生日とばかりに少しだけ浮かれさせてほしい。

無論、当日の今日に盛大にお祝いしてくれてもいいし、一週間、なんなら一年中ぶっ続けで宴をしてくれてもいい。そこは、それぞれにお任せする。

何はともあれ、

「なでなでする猫をなでなでする日」

として、煙が出るほど擦ってほしい。

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最後に

今日はにゃんひーの誕生日(記念日)ではありますが。こうやってよき日を迎えられたのは、私自身の力ではなく

読んでくれているあなたのおかげ

だと思っています。

Twitterやnoteなどを執筆していて、毎日それを実感しています。自分の辛さを逃がすために生まれた――と先ほど書きましたが、表に言葉を出して活動しているのは

読んでほしいから

でもあります。

始めた動機が何にせよ、実際に読んでくれる人がいるからこそ活動を続けられるわけなので、ありがとうの気持ちしかありません。

なので、いつも読んでくれてありがとうございます。いつも居てくれてありがとうございます。あなたのおかげで、今日を迎えられました。その事を忘れずに、これからも変わらず「丁寧な言葉」「手渡す気持ち」で届けていきます。

この喜ばしい日に、いえ、この日から先も、あなたに少しでも多く笑顔になれる瞬間が訪れますように。私は全然後回しでいいので、どうかあなたにこそ訪れますように。

とにもかくにも、

乾杯ぃぃぃぃーーーっ🍻

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