こんなお仕事しています
せっかくなので、今日もnoteを書いてみます。
私のお仕事は、ライターです。教材や、ちょっと知識がつく本、小説の本などを書いています。
冨士本 昌恵(ふじもと・まさえ) という名前では、教材とか、ちょっと知識がつく本などの原稿を書いています。
江東 うゆう(えとう・うゆう) という名前では、小説を書いています。
現在、主なお仕事は、「冨士本昌恵」のほうのお仕事です。
中学生向けの文法の問題作りなどもありますよ。
たとえば、こういうもの。
〈助動詞「れる・られるの意味」「ないの識別」〉
黒い傘をさしていると空が見①(られ)②(ない)。
ボツボツと傘に当たる雨粒の音を聞きながら、私は思いきって傘を閉じた。顔を上に向けると、灰色の重たい雲に押しつぶさ③(れる)ような気がした。雲の上には太陽があるはずなのに、まるでなにも④(ない)かのようだ。目に雨粒が入った。痛い。
一瞬目を閉じ、また開けると、灰色の雲から一筋、白く細い雲が降りてきていた。
「竜は竜巻になって空に登るんだよ」
以前、誰かに聞いた言葉が思い出さ⑤(れる)。
誰だっただろう。
「空に登ったら、雲の中でとぐろを巻いてお休みさ⑥(れる)の」
そんな声が聞こえた気がした。
私から遠く⑦(ない)ところにあった水たまりが地面から浮かび上がり、球体になって、白く細い雲に吸い上げられた。
問1 ①の「られ」、③⑤⑥の「れる」の意味を、それぞれ次から一つえらびなさい。
ア 受け身 イ 可能 ウ 尊敬 エ 自発
問2 ②④⑦の「ない」のうち、助動詞はどれか。番号を答えなさい。
中学生ならよく見るアレです。
「れる・られるの意味」と「ないの識別」は押さえておきたい内容ですよね。オリジナル文に、文法問題を折り込んだものを作っています。
ほかにも、短文での文法問題もあります。
私は、しかけのあるオリジナル文をつくるのが好きです。オリジナルの小説文を使った仕事は、「江東うゆう」の仕事でもあるような気がして、ちょっと嬉しいです。
上の文章だって、番号やカッコがなければ、どこかにある話の一部みたいでしょう?
いつか、悪役令嬢とか異世界転生とか、ライトノベルっぽい内容の文章を書いて、その中に文法問題を入れてみたいなあ、と思いますが、需要がないのでしかたないですね。
恋愛に冒険にハラハラしながら文法が身につくのも、おもしろいと思うのですが。
今日は、私のお仕事を少し紹介してみました。
ではまた。
※問題の答えを書いておきます。
問1 ① イ ③ ア ⑤ エ ⑥ ウ
問2 ② (解説 ④形容詞 ⑦「遠くはない」と「は」が入るので、補助形容詞です。)
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