マガジンのカバー画像

素材の力

67
運営しているクリエイター

記事一覧

ブルボンのヴァニラって言うけど、ブルボンて何?

アンリ4世の時代からルイ16世のフランスは、ブルボン王朝と言うが、それって、ブルボンのヴ…

花の水

お菓子作りややスキンケアに使う、花の水の原産地は、チュニジアを中心とする北アフリカあたり…

映画、ポトフ。道具が触れ合う音、素材の香り、湯気を感じながらずっと観ていたい。

映画「ポトフ」を観た。いきなり巨大な銅鍋を使っていくつもの料理を淡々と作る中年の女性が出…

タルト・タタンを作ろう!

タルト・タタンは、フランスのサントル・ヴァル・ド・ロワール地方のラモット・ブーヴロンとい…

軽いくるみのケーキ。ケルシーノワ

淡雪と浮島!?

先日フランスお惣菜クラスのデザートで、ウッフ・ア・ラ・ネイジュを作った。言ってみれば淡雪…

2種のキャラメルを使ったノルマンディーのりんご菓子

フランスバターの王様は5銘柄。エシレは何が良いのか?

フフランスのバターはすべて発酵バターである。かつて農家ではバターを作っても冷蔵できなかっ…

中谷美紀さんのオーストリア滞在記は、気づき、癒し、そして共感の内容だった!

ある日偶然、中谷美紀さんがフランス語でスピーチをしているYouTube を見つけて目が釘付け!美…

食べるチョコレート以前のチョコレートは、どんなものだったのか?

今年パリでは、コロナ後、普通にSalon du Chocolatが開催されたが、いないのは日本人だけとパ…

フランス、砂糖熱狂時代とラム酒菓子誕生秘話。

フランス、ロワール地方の主都ナントの銘菓「ガトー・ナンテ」を作りました。アーモンド主体の…

チョコレートムース。チョコレートと生クリーム、混ぜる時の絶妙な温度帯

検証。簡単で美味しいチョコレートクリームは、シャンティーショコラです!軽くて飽きない。 …

なんでもない日のとんでもないお酒の話

結婚祝いにいただいたドンペリっていうのが、ずーっとカーヴに眠っておりまして、まあその頃は…

当初はパリでも知られていなかったタルトタタン

ホテル・タタンのオーナーはタタン家から数回代わり、タルト・タタンが有名になった1900年初めにはすでにMme.Marcelマダム・マルセルという女性がオーナーになっていました。でもタルト・タタンは作り続けられていたのですね。それをCurnonskyキュルノンスキー(1872-1956)という当時、地方料理回帰を提唱して、28巻もの「美食フランス」という本を出版していた食評論家が絶賛し、パリでも評判になったのです。 当時から1960年くらいまでタルトを作るのに使われていた調理道