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土のなか

しぜん-キンダーブック1月号「つち の なか」フレーベル館 イラスト担当しております。[しぜん]は毎号ひとつのテーマを深く掘り下げてご紹介する科学絵本です(4・5歳児クラス)監修は桜井進さん。

しぜん-キンダーブック1月号「つち の なか」フレーベル館 

2024年1月号のテーマは”土”。ページをめくるごとに、じめんの下を深く掘り進んでいきます。イラストで中身をちょい見せ。

もぐら

土の中に巣をつくる動物。ながーいトンネルをつくる穴掘りが得意なモグラちゃん。表紙にも登場しております。植物や昆虫など近い距離の地下のあれこれも改めて断面化して見ると面白いものです。

生活を支えている大切なもの

お家や道路の下には生活を支えるしくみがあります。電気、ガス、通信、上下水道、生活をささえる身近な地下世界。(イラストは、デザインスペース空けてあります)

便利な土の下

さらに深さを掘り下げた地下世界です。ちなみに地下鉄の大江戸線(東京)は日本一深い!。地上からホームまで42.3mにも及びます(六本木が一番深いいらしい)。ビルの下も注目。手前にちょっと見えているのは鍾乳洞。(見開きページの部分イラストです)

化石になるまで

土の中には興味深いものも埋まっています。化石や遺跡、燃料や宝石も!土の下は見えないけれど面白いなぁ、とイラスト制作しながら同調しておりました。恐竜を描く時には「今の恐竜事情はどうなんだろう?」と自分なりに調べます。最新版の恐竜は意外とカラフルで、毛生えている説でいきました。こういうの調べるのも実は楽しい。そして、仕事忘れて脱線しがち(笑。子ども向けの本は事実を正確に伝えることも大切だと思ってます。

地球のなか

さらに深く地球の核まで見ていきましょう。地球の真ん中にあるのはなんでしょう?。

今年は元旦から地震があったりして、リアルに土の下のことを考えさせられる事となりました。動く地面:プレート は、お仕事としてイラスト図解を描くことも多い題材なため、地震が起こると私は図解が浮かびます。この本の対象となるキッズたちは、まだ地面が動く構造を理解するのは難しいと思いますが、後々、あぁこんな絵を見たことがあるなぁ〜と思い出してくれると良いなと思っています。ソフトなイメージで思い出してくれたら少しは怖さも減ってくれるかな?そうなってくれるといいなぁ。この本を通じて土の中に興味を持ってくれると嬉しいです。


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