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新春 初売り

明けましておめでとう・・・とは言いにくい2024年の始まり。
胸が苦しくなるようなことが続いているが、自分にできることを少しずつやっていこうと思います。
改めまして本年もどうぞよろしくお願いいたします!


2024年の初noteには2024年初のことを書こうと思っていたが、2024年に人生初となった経験を書くことにした(長くなります)。

昨年末(大晦日)金融に勤める友人から「アクセサリーを売ったことはあるか」というLINEが来た。
ないと答えると、今は金が爆上がりしているから古いアクセサリーを査定に出したらリング4つにネックレス1本で50,000円になったという。
ただ、本人確認ができるものを持って行くのを忘れたため売らずに帰ってきたとのこと。

マジか!
年明けに私も査定してもらう!

実家に帰っていた私は、早速ジュエリーボックスに眠る指輪達を引っ張り出した。
25歳前後、突然アクセサリー熱が高まり、今思えば大したお給料もないのに毎月アホみたいに買っていた。
会社の近所のルミネっぽいビルに入っていたアクセサリーショップで定期的に買っていたから、途中から店長割引でセール中じゃなくても20%OFFだった。

同期達にも「また買ったの?」と呆れられていたが、今でも毎日付けているものもあるので後悔はしていない。
ただ、今の年齢では可愛すぎるデザイン、さらに過去1番痩せていた時に買っていたためサイズがもう合わない、というものも多いので一軍以外は査定に出すことにした。

ジュエリーボックスには指輪しかないと思ったら、忘れていたブレスレットも数本出てきた。
あと切れたネックレスのチェーンなども含め、計18点を持っていくことに。
金融の友人が「点数が多い方が高値が付きそうだ」とアドバイスしてくれたからだ。

3日に実家から帰るので、いつ査定に行こうかなと思っていたけど1人で行くのは心細い。
金融の友人に一緒に来てほしいと頼むと快諾してくれて、友人ももう一度査定してもらって金額を比較することになった。

店頭ではかなり待ち時間があると友人が言うので来店予約をしようと店舗に電話した。
コールセンターの方から持って行く点数やどんなものがあるのか事細かに聞かれ、2人で行くこと、1人10~15点あること、私が持っているブレスレットに「24k」と書いてあることを伝えると、担当の方が「店頭だと待ち時間が長いので、店舗近くの喫茶店で腕が良い出張査定士が2人分まとめて査定するというのはどうでしょう?」と持ちかけてきた。

え、大丈夫かな・・・と思ったけど先方の言う通りに予約した。
友人に伝えるとやはり難色を示す。
前に行った店舗では奥に品物を持って行かれたから、喫茶店から店舗に持って行かれたら困る、と。
そうだよね。でも2人いるんだから1人付いて行けばいいんじゃない?と言うと、そうだね!とすぐさまOKが出て、少し前に待ち合わせをすることにした。

喫茶店に着いて査定士さんを待つ。
びっくりすることに遅刻してきた。
それはともかくちゃんとした感じの方だったので、こちらも気分良く査定開始。

24kだと思ったブレスレットが24ktという金メッキだったことに直前に気づいた私はまずはお詫び。
持ってきた18点を渡すと査定士さんは1つ1つ刻印をチェック。
結果、ブレスレット2本が金メッキ、プーケットで買った指輪もそれに近いが値が付かないわけではない、その他は値が付きますとのこと。

査定はしたけど売らないつもりだった指輪が一番高く、でも18点で78,000円+40%UPキャンペーンで10万ちょいとのことだった。
もうちょっと交渉できるかなと思いながら友人の査定結果を待つことに。

友人は前の店舗で50,000円と査定された5点に加え、指輪・ネックレスなど4点を追加。計9点で査定してもらった。
すると全部で48,000円+40%UPキャンペーンで6万ちょいぐらいだった。

安い・・・と思ったその時、友人が「ちょっとよろしいですか?」と口火を切った。
別の店舗ではこの5点で50,000円って値が付いたことを言うと、査定士さんは「え!これでですか?!」と驚いた様子を見せ、本部に電話しに出ていった(品物は置いて行った)。

しばらくして戻ってきた査定士さんは「わかりました。9点ですがetsukoさんが持ってきた点数が多いので10点として計算します。40%UPも50%UPにしますので全部で100,000円でどうでしょうか?」と言う。
友人は渋る様子を見せつつ、内心はガッツポーズをしていたと思う。

私は一番高値の指輪は手元に残し、他を50%UPにしてもらって全部で150,000円だった(高値の指輪を売ってくれたら200,000円と言われたがやめた)。

もちろん2人とも承諾し書類にサインをした。
査定士さんはおもむろに銀行の封筒からお札を取り出しテーブルの下の方で枚数を数えだした。

こんな混んでる喫茶店でなんか恥ずかしいわ・・・と思ったけど仕方ない。
受け取ってテーブルの下の方で数えお財布にしまった。
友人と平然としながら喫茶店を出て(お茶代も先方持ち)、査定士さんが見えなくなったらハイタッチする勢いで祝杯を上げに行った。

大体1つあたり10,000円ぐらいの計算になる。
1週間前はこんなことになるなんて思いもしなかったが、昔の自分に感謝だ。

友人と飲みながら「結局金の相場って関係あったのか」という議論になった。
そのお店はグラムではなく「デザインが」としきりに言っていたし、友人が家電量販店での買い物のように他店の値段を言ったら急に値が上がったことから、値段なんてあってないようなもの、頑張ればもうちょっといけたんじゃないかと思った。

でも欲張ったらキリがないし、ずっと眠っていたものが予想以上のお金になったんだからありがたいという結論に達し、買い取り初体験は大満足で終了した。


生々しいお金の話で不快に思われた方がいたら申し訳ございません。
もしお手元に古いアクセサリーがあったら一度査定だけでもしてみるといいかもです。


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