紫陽花が咲き誇る「文京あじさい祭り」白山神社に参詣
白山神社
毎年6月の初旬から半ばにかけて「文京あじさい祭り」が催され、大勢の観光客が訪れる名所。境内には約20種、3000株もの紫陽花が咲き乱れる美しいお社です。
アクセス
地下鉄都営三田線白山駅A3出口から徒歩2分
東京メトロ南北線本駒込駅1出口から徒歩6分
文京区コミュニティバスBーぐる「白山駅」または「白山五丁目」下車
ご由緒
明治天皇が東京鎮護と万民の平安を祈願するため東京を代表すると認められた、勅祭社に準ずるとされる格式ある東京十社の一つ。
創建は今から約1,000年以上前の天暦二年(948年)にさかのぼり、加賀一の宮である白山山麓の白山比咩神社を武蔵国豊島郡本郷元町に勧請したのが始まりといわれます。
足利尊氏によって国家平安御祈願所とされる。足利尊氏と言えば、「いざ都(1338年)入り」して室町幕府を立てた人。とっても歴史あるお社なのですね。
徳川将軍家の信仰が厚く、元和2年(1616)には2代将軍徳川秀忠公の命をうけ、現在より少し南の小石川白山御殿に移転します。
小石川の地名は石川県から来ているそう。
後に5代将軍家綱公のご用地となったため、明暦元年(1655)に現在の白山へ再度移転されて今日に至ります。
ご祭神
菊理姫命 伊弉諾命 伊弉冊命
ご祭神は三柱です。
ご利益は「縁結び」「夫婦円満」「家内安全」「開運」などなど。
ククリヒメは糸をくくり整えるように男女の仲を取り持つ縁結びの神様。
よく女の神様を男女でお参りすると別れるなどといわれますが、日本書紀によると、けんかをしている夫婦のイザナギとイザナミを仲裁した神様ですので、別れるどころか、カップルをより深く結びつけて下さるというありがたい神様です。
イザナギノミコトは天空の父神、イザナミノミコトは大地の母神、で「長寿祈願」「縁結び」「事業成功」の神として信仰されています。
万物の父と母が祀られている神社なんてもう叶わないことなんか無い気がします。
都営三田線を利用する場合は白山上出口からが便利です。坂道も少ないですしダイレクトに近いです。白山下に出てしまうと神社までの坂が多くなります。
と言っても、古い神社というのはもともと険しい山道や階段を登り苦労してたどり着くことも多いですから、こちらは都心の神社ですので容易に到着です。
お祭り最終日の日曜日、梅雨の晴れ間でお天気がとても良かったこともあり人出は最高潮でした。
まずは手水舎で手を清めます。
小さな龍が睨みを効かせて鎮座しています。
紫陽花の花手水は心が和みます。
本殿にお参りする方は引きも切りません。
金の目をした狛犬が本殿を守護しています。
紫陽花に囲まれて浅間神社が祀られています。この先に富士塚があります。富士山に行きたくても時間・体力的に行けない人向けに富士山を模した山を築いて同じ御利益にあずかろうという風習が江戸時代を中心にあったそうです。
コロナ渦以前はあじさい祭りの時のみ開放されていたのですが残念ながら閉鎖されており、参拝することは叶いませんでした。
来年はぜひ普通のことが普通に出来る世の中であって欲しいですね。
ひときわ目立つこのムクノキは相当な樹齢と思われます。文京区の保護樹木だそうです。
広場には水風船の屋台や紫陽花の鉢植えが販売されている露店などがありましたがコロナ渦以前のようにペットボトル飲料以外、食べ物の販売はありませんでした。
少し寂しいですね。
でも東京中の人たちがこの小さな由緒ある神社に集まっているのかと思う程の賑わいでした。ここを氏神様としている私も嬉しい限りです。
フラダンスを踊る女性たちが華やかさを添えていました。
数年前に頂いた御朱印ですが大切に保管しています。男文字の立派なものです。
「文京あじさい祭り」期間中の日曜日には、歯痛止め信仰でも知られるこの神社ならではのユニークな歯ブラシ供養も執り行われるそうです。ぜひ次回は歯ブラシも持って供養に参りたいと思います。
白山神社には、複数の末社が合祀されており、関東松尾神社、 富士浅間社・稲荷社・三峯社・玉津島社・天満天神社・山王社・住吉社があります。
まさにオールインワン、一社のお参りですべてがまかなえる欲張りな私にぴったりかも。
参拝のたびに新たな発見があります。
遠くまで険しい道を出かけていかなくても、こんなに近くに諸願成就の最強パワースポットがあったなんて。
探し回っていた青い鳥は家に居た・・的な気分です。
東京十社をつなぐ道のりは約40kmですのでそう遠くはありません。一番近い根津神社は、ここからも徒歩可能です。
美しい紫陽花と白山神社に心をお清めしていただいたので更に磨きをかけるため、十社巡りもしてみたいなと感じた日曜日でした。
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⇒エッティの明日はどこ行こ
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