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死ぬ前には読んでおきたい本

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読み散らかした本を適当にサマった上で、感じた事を書き下ろしてます(週末投稿)。 海外在住で日本語図書入手するのが難しいので、すべて英語で読んでます。英語の勉強にもなります。 … もっと読む
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【読書】本とどう向き合うか

世の中に溢れかえる本。活字へのアクセスが限定されていた近代以前に比べれば、現代社会はまる…

Brusco
4か月前
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【読書】豊富なデータから人々の行動原理/インセンティブを理解する/「Super Freakono…

ベストセラーとなったポップな経済学書籍Freakonomicsの続編。経済学的な観点から、豊富なデー…

Brusco
3日前
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【読書】他人とのコミュニケーション/「Talking to Strangers」から

人は、見知らぬ人を判断するのが苦手。その理由として、人は他人の言動や仕草、あるいは人種や…

Brusco
10日前
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【読書】大衆運動の神髄に迫る/「The True Believer」から

フランス革命、レーニンのボルシェビキズム、ナチス・ドイツ、ファシズム、日本の軍国主義など…

Brusco
3週間前
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【読書】犯罪組織の経営から親の子に対する影響まで/「Freakonomics」から

40 か国語に翻訳され、世界中で 500 万部売れた書籍。不動産業者のビジネス、相撲力士、学校の…

Brusco
1か月前
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【読書】希望の経済学/「Good Economics for Hard Times」から

ノーベル経済学者のアビジットさんとエステルさんの書籍で、移民流入による雇用&賃金破壊、貿…

Brusco
1か月前
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【読書】ノーベル経済学者が新自由主義的主張を論破

新自由主義/ネオリベラル/共和党系の経済学者がよく使う概念や主張を一つ一つ論破していく左翼進歩主義的経済学者のポール・クルーグマンのNY紙掲載コラム集。 要約例えば富裕層に対する減税、企業減税、年金や医療の民営化等、何度も繰り返しエビデンスを示して論破してきた新自由主義的な論調のことをゾンビと表現。 その背景には社会分断がある。もはやエビデンスに対する科学的議論は行われず、そのエビデンスを信じるか信じないかの問題になってしまっている。 大きな政府的考えはアリだとは思うが

【読書】新自由主義=エリート階級による独占体制

新自由主義/ネオリベラルという言葉が使われはじめて久しい。欧米ではイギリスのサッチャー首…

Brusco
1か月前
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【読書】思い込みや偏見のメカニズム/「FACTFULNESS」から

教育、貧困、環境、エネルギー、人口など幅広い分野について、インテリであればあるほどとらわ…

Brusco
1か月前
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【読書】日本人より日本人を理解する米国人研究者

第二次世界大戦中、敵国ジャパンを分析せよと米国政府から依頼を受けた文化人類学者ルース・ベ…

Brusco
1か月前
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【読書】ポピュリストとは?

世界各地で重要な選挙を控える2024年、今まで以上にポピュリストという言葉をニュース記事で見…

Brusco
1か月前
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【読書】強者による支配: 大量消費社会と富の再分配

大量消費&大量生産社会の根底には、強者がシステマチックに富を蓄えられる支配構造が出来上が…

Brusco
1か月前
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【読書】 グローバル化の勝者と敗者

18年位前に世に出た本だが、2024年担っても色褪せないノーベル経済学者スティグリッツの名著。…

Brusco
2か月前
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【読書】楽観主義vs悲観主義

人間の脳は、物事を楽観的に考えるように出来ているらしい。著者はこれを楽観主義バイアス/Optimism biaseと呼ぶ。将来の幸せや成功を夢描き、それを達成するよう行動し努力する。脳科学者ターリ・シャーロットさんの書籍をまとめた。 要約統計的にも人々の楽観的志向はわかっており、著者はこれを楽観主義バイアス/Optimism biaseと呼ぶ。 人間の脳というのは、将来の幸せや成功を誇張評価するよう進化したとのこと。そういった幸せや成功に向かって、人間本人の現実認識や行動