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背中を見ていたいあの人

あの頃はとにかく真っ暗だった

3年か、4年くらい前。そこそこの長い年月会社にいるのに、なにをしてるのか、何をしたいのか、このままで大丈夫なのか、とにかくわかんなくてわちゃわちゃしてた時期があった。

藁をも掴む気持ちで、薄い薄い縁を繋いでいろんな人に会って話した。

そのときに出会ったその人は、だいぶ上の先輩で、忙しいのに時間をとってくれて、たくさん話をしてくれた。でもすでにその時には異動が決まってて、あっという間に会えなくなった。

いつでも付き合うよ

という言葉と、聞いてくれた時間と、話をしてくれたことを頼りに頑張ってみた。割とすぐに転機になるような異動が自分にもあって、そこからあれよあれよと今の役職になった。

新しい環境はそれはそれでつらくて、何度も電話しようと思って「いや、まだまだ」と考えてやめた。話ができそうなタイミングも何回かあったけど、なんだか合わなかった。

で、不思議なことに少しだけ見通しの良くなってきた最近、あれだけ話したくても話せなかったのに、急にチャンスが転がってきた。

慌てて掴んで、すんなりアポイントが取れた。画面越しだけど、あの頃と変わらない笑顔でちょっとパワーアップした話をしてくれた。

残念ながら個人的な話はできなかったけど、1時間の間でこれまでにあった変化を伝えられたような気がした。

あんまり運命とか、そういうの考えるタイプではない。

でも人の縁って、会うべきときに会えて、会わなくてもいいときには会わないようにできてるんじゃないかな、とは思うのです。

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