2年前クリスマスイブの朝、台所に立った瞬間、めまいと吐き気に襲われた。
「お母さん、大丈夫？」遠くから聞こえる娘の声。気付けば、救急車の中だった。
朦朧とする中、いくつかの検査をしたが、以上なし。
いったん家に戻り様子を見ることになったが、症状は薬を飲んでも変わらず、鬱々とした日々を送っていた。
息苦しさや動悸、不眠が続き、ようやく辿り着いたのが心療内科だった。
自律神経失調症、その中の不安障害という診断をされ、抗うつ薬と精神安定剤を処方された。
まさか自分がこんな病になるなんて予想もしていなかった。

一方で、
『そうだ、私は今50歳なんだ、気持ちは若くても確実に身体はSOSを送ってる、しかも49歳で子宮全摘、片側卵巣摘出手術もしたのでダブルパンチを食らってしまった。』
認めている自分もいた。

ここからが正念場。
更年期障害と向き合い、長い付き合いが始まった。
この病気は大好きなお酒もコーヒーも飲めない、つまり、アルコールやカフェインが摂取できないということ。
摂取すればまた発作が起こってしまう。
あぁ、なんてこった…
挙句、声がすれも始まり、高音が出ない。
ストレス解消のカラオケにも行けず、日に日にストレスが溜まってしまう。

何か良い方法がないか？
いつも答え合わせをしている自分がいる。

52歳を迎えた今、ここにたどり着いた。
“コーヒも、お酒も飲みたい！”

最近、ノンカフェイン、ノンアルコールという文字に興味を持ち始めた。
多少のカフェインは大丈夫、例えば緑茶一杯、日本酒をお猪口一杯など。
しかし、体調がすぐれない時は症状が悪化する。
だから、やはりノンがつくものが身体には良いことに気づいた。
ノンアルコール日本酒、ノンカフェインコーヒーは最高の友。
これで、更年期を上手く乗りきれそうな気がしてきた。

52歳の私、これからも【ご自由】に生きて人生を謳歌しよう。
そして、私と同じような悩みのある方、きっと大丈夫。乗り越えられると信じて。

☆ケセラセラ☆