【東京都目黒区】 江口ともみさんスペシャルインタビュー

『ビートたけしのTVタックル』『ドデスカ!』などのテレビ番組や各種CMで魅力的な笑顔をふりまく江口ともみさん。 本誌読者ならずとも憧れる溌剌とした知的美人に、元気を分けていただけるお話をうかがった。 落ち込んでいる方、お読みいただいて前を向こう。 

芸能界デビューから 声の仕事にたどり着くまで 
──まずは江口さんがデビューしたきっかけを教えてください。
江口 中学3年生の時、渋谷でスカウトされました。その時は断念しましたが、短大を卒業する際に「卒業の記念にオーデイションを 受けてみたら?」とスカウトくだ さった方のお声がけで、初めて現場の空気に触れました。合格には至らなかったのですが、私の進みたい道はここだ! と思い、すでに内定をくださった商社の方に相談したんです。学校推薦枠でしたので、今後、後輩たちや学校の迷惑となるようならそのまま就職するつもりでした。その人事の方がとてもいい方で、「有名になったら、ぜひうちのC Mに出てください」と笑顔で送り出してくださったのです。このご厚意に必ずお応えしようと、20歳 でデビューとなりました。

──グラビアやドラマなどいろいろなお仕事を経験されましたね。
江口 いい役者をめざしていろいろやっていたのですが、どこか中途半端で、限界を感じていました。28歳で主人(たけし軍団のつまみ枝豆さん)と結婚した時、転機 が訪れました。当時、主人の事務所(オフィス北野)は女性タレン トの所属がゼロで、主人のマネー ジャーさんから「うちに入ってしゃべり仕事をやってみない?」と誘われたのです。それで『ビートたけしのTVタックル』をはじめとした、ナレーターや司会の仕事をすることになりました。 原稿を読む際も、一番伝えたいところをきちんと意識することが必要と教えられました。自分がきちんと理解しておかないと、しっ かりとは伝わらないんです。
──そうした、視聴者にはわからないご苦労や、仕事のストレスもあると思います。
江口 私は、あまりストレス感じないんです(笑)。もちろん、落ち込んだり怒ったりすることもありますが、ミスをしても次にうまくいくにはどうすればいいかを考えます。ひとしきり反省したら「また明日がんばろう」と思えばいい。 ズルズルひきずってしまうことが、 一番よくないのです。

目黒の魅力は暮らしやすさ
──今回は目黒特集ですが、芸能活動を始めた頃から目黒にお住まいだったのですか?
江口 はい。独身時代の一人暮らしを経て、現在の家は約10年前に建てました。あまり都会然としていない、ほどよく緑もあってさりげなくお洒落な感じのお店も見つかる、そんな街の雰囲気に惹かれています。仕事場や各スタジオ、 そして実家にも行きやすいのも便 利ですよね。
──暮らしやすいですね。よく行 かれる場所などは?
江口 桜がとてもきれいな呑川緑 道をずっと抜けると駒沢公園ですが、それが私たち夫婦のジョギングコースです。自転車ですと自由 が丘のあたりによく行きますね。 お食事でよく行くお店も、宣伝しなくても口コミで人気が出たような、知る人ぞ知る場所が多いかもしれません。おすすめのお店を聞かれることが多いので、常にアンテナを張ることにしています。

──ゴルフは最近いかがですか? 陶芸も始められたとか。
江口 ゴルフは今月(2014年12月)は行けずじまいなのですが、 陶芸は自転車で行ける場所に教室 があるんですよ。 いつしか主人も夢中になってしまいまして、土を触っていると無心になるといいますか、そうしないとうまく土が練れないのですね。 主人には「顔が危ないよ」って冷静に突っ込まれたことがあるので すが、テレビの取材を受けた際もそんな表情でしたね(笑)。
洋服ブランドの現在と動物介護日記の未来
──最近は洋服のプロデュースも やっておられますね。
江口 一昨年から、『QVC』と いうテレビショッピングのチャン ネ ル で、「Lily Rondo」( リ リ ー ロンド)というお洋服のブランド をプロデュースさせていただいてます。 テレビショッピングですので派手な、あるいは奇抜なデザインに食指が求められる傾向もあるので すが、私の商品は自宅でお洗濯ができるもの、シワになりなくいも の、動きやすいものになるよう考 えています。あとは、ポケットが 好きなのでなるべく取り付けるようにしています。
──素敵なお洋服ばかりですが、 普段から気軽に着用できますね。
江口 私自身は移動が多いので、 ウエストまわりにゴムを使ったり、 ストレッチ性のあるパンツにしたりと、限られた予算で材料や生地も厳選しているつもりです。いい 材料だといい製品になるのは当たり前なのですが、それだとお客様の手元に届く時はとても高額にな ってしまいます。リーズナブルで もいい製品をお届けできるよう、 いつも試行錯誤しています。 

──今後、やってみたいことはご ざいますか。
江口 やってみたいというより、 やっておかなければならない、と考えているのが動物の介護日記です。主人とも別居した1年間の介護の末、2012年に亡くなった 老犬がいるのですが、この時の介護記録や写真を材料として、最期まで犬を世話すること、生き物を飼うことはこうですよ、というメッセージを本の形にしておきたいですね。難しい体裁ではなく、写真集や絵本のような読みやすさで。 介護は時間体制、母とふたりで 行ったのですが、今までしたことのなかったケンカをしたこともありました。
──しかし、ペットを飼う以上、 ひいては人間としても避けては通 れないことですね。
江口 ペットの場合、あきらめて手放したり、老犬ホームへ入れたりという選択肢もあるわけですが、 最期まで面倒をみると精神的にも辛くなりますね。そういう場合、誰かに相談したり助けを求めたり、ペットも人も一人では生きていけない、支え合っているものだと思いました。

──それでは最後に、本誌読者に一言お願いします。
江口 『ゆうふぉりあ』読者のみなさんは、前向きで有意義に人生 を過ごしていらっしゃる方だと思います。そこでもし、元気のない 方が周囲におられたら、自分の楽しみを勧めてみてはいかがでしょう。旅行に行きたいけれど行けないという方に、『ゆうふぉりあ』 をプレゼントするのもいいですね。 いい景色の写真を見ているだけで、 楽しくなると思うんですよ。 若いころの私は月を見るのが好きで、元気のない友人に「今、空 を見てごらん。月がきれいだよ」 というメッセージをよく出してい ました。それで友人が元気を出せば、自分も楽しくなる。自分が感動したこと、楽く思えたこと、 それを共有できる人をどんどん増 やしていきませんか。 (ゆうふぉりあ 目黒特集号より再録)

江口ともみ(えぐちともみ)
1968年2月4日、東京都生まれ。短期大学を卒業後、芸能 界へ。グラビア、ドラマなどを経てバラエティ番組、情報番 組などで人気を得る。明るい知的美人として、幅広く活躍 中。最近は洋服のブランド「Lily Rondo」をプロデュース。

撮影・吉場正和  ヘアメイク・加藤雄介(ラ・ドンナ) 撮影協力・Bar Noir


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ゆうふぉりあ

『ゆうふぉりあ 』は「街」の探険誌として2011年に創刊されました。 観光情報だけにとどまらず、その街に関わる人々のインタビューや企業情報などを取材し続けています。 note版では街の「今」を少しでも伝えていこうと思います。

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