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感覚をひらくことは、主観を大切にすること

QUANTUM GIFT

Therapist OCOさんと、月曜日の朝、6時20分くらいから対話をします。大きなテーマは「感覚をひらく」ということ。 アーカイブを残さずにやってきましたが、9月27日以降アーカイブを残しています。ただしアーカイブが残るのは4週間程度。4週を経過すると順次消えて行きます。声と文字とではエネルギーの質が異なるでしょうから、アーカイブと同時に僕はレポートを書くことにしています。

25.10.2021

10月18日の放送で「呼吸」の話をしたのですが、その反響が大きくたくさんのレターを頂戴しました。呼吸とは最も日常的な行為でありながら、最も無自覚(無意識)なものでもあり、意識を向けることでコントロールすることが可能な行いです。

呼吸の話を受けてOCOさんから出てきたテーマは「絶対的な主観」というものでした。結論から言ってしまえば呼吸とは主観的なものであり、誰かに言われてやるものではない。呼吸を意識的に行うことは主観を大切にすることに等しく、つまりは「感覚をひらく」ということに繋がるのというものでした。

例えば職場や教室などの集団が過ごす空間の中では、ときに自分の意識とは裏腹に緊張を強いられることがあります。空間を共にする誰かがピリピリしていたり、口論などがあると周囲にも心理的な影響が出るのだろうと思います。

そういった場合に深呼吸をして自分を落ち着かせるという行為は珍しいものではありません。実際にやっているという方も多いかも。深呼吸によって追いつかせるということが効果としては大きいのでしょうけれど、同時に深呼吸によって客観ではなく”主観”的に振る舞っているともとることができます。主観的な振る舞いとは自分に戻ることです。場や集団に影響されない絶対的な自分であるということです。

“絶対的”主観

今回のテーマで重要なのは、主観の前についている「絶対的」という部分です。相対的にみた主観ではなく、自分の感覚を軸にした主観的な眼差しを持つことを、OCOさんは問いかけているのですが、実は絶対的な主観の先に、客観性もあるといいます。

放送中にリスナーの方から頂いたコメントに「緊張したときに深呼吸をしても落ち着きを取り戻せない時がある」というものがありました。コメントの真意とは少しずれたかもしれませんが、僕にはこのコメントがとても興味深いものでした。

絶対的な主観の先にある客観

深呼吸をすることは呼吸を意識することであり、それは徹底的に主観的なものです。その状態では「緊張した自分」を自覚することもできます。緊張している時って、「自分は今、緊張している」と言う自覚すらも持つことができません。ですが、呼吸を意識することで緊張状態は取れなくとも、その状態を把握することができる。つまりこれが主観の先にある客観なのではないかと思うんです。おそらく、ですがこの先で緊張は解いていくのだと思います。

『QUANTUM GIFT』の大きなテーマは”感覚をひらく”と言うものです。僕はその答えをずっと客観性の方に求めていました。感覚をひらくためには瞑想でもして無になることが近道なんじゃないかって思ったりね。ですが、なんてことはない感覚をひらくとは主観的に振る舞えば良いとも言えるわけです。

しばらくこれを実践してみようと思います。いざやろうとすると身体にも思考にもクセもありますからね、簡単じゃないでしょうね。感覚にしたがってご機嫌に過ごしたいものです。

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