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境界線は自分を感じるためのもの

QUANTUM GIFT

Therapist OCOさんと、月曜日の朝、6時20分くらいから対話をします。大きなテーマは「感覚をひらく」ということ。 アーカイブを残さずにやってきましたが、9月27日以降アーカイブを残しています。ただしアーカイブが残るのは4週間程度。4週を経過すると順次消えて行きます。声と文字とではエネルギーの質が異なるでしょうから、アーカイブと同時に僕はレポートを書くことにしています。

15.11.2021
ラジオ風に言うならば僕はパーソナリティを務めているわけですが、その実OCOさんに思考や意識の癖みたいなものをリリースするナビゲートされているような節があります。公開カウンセリングと言ってもいいかも。今日もそんな流れが少しあったような…。

今日の内容をあえてカウンセリング的な言い方をするのであれば、抽象的で難解な思考によって殻をかぶらずに、目の前の超現実的なことからやるがよろしいとお土産をもらった感じ。精神性を突き詰めるならまずは身体性から。面倒なことばかり言ってないで早く宿題やんなさい!みたいな。

塗り絵を作っています。

たまに作っている塗り絵ですが、新しいものを作っています。18枚1セットのパッケージとして今度は準備をしています。こんな感じ。

塗り絵のユニークな点はいくつかあって、それは別のところでまとめたいのですが、ざっくり言うとこんなところです。

・色を塗ると言う行為を通じて無心になれる
・境界線を感じることができる
・色を選ぶことを通じて自己を再発見する
・ものの見方を考える

これは年齢を問わずと考えてもらって良いと思います。今回話題にしたのは「境界線」についてです。子どもも大人も何かを描こうとすると境界線(輪郭)から描き始めます。僕たちの現実世界には「境界線」と言う線は実在しないにも関わらず線から描き始める点は興味深いところです。

発達障がいとされる子どもたちの中には境界線が曖昧な子どもがいます。戸をくぐる時にぶつかってしまったり、人とすれ違う時に肩が当たったり。派生して喧嘩になりコミュニケーション上のトラブルになることもあると言います。塗り絵はその場合の境界線の理解にも役に立ちます。境界のわからない子どもたちに塗り絵をやってもらうと、線をはみ出して塗ってしまいますから、視覚的な線ではんく境界を理解できるツールが必要になります。境界を理解すると言うことは、そのくらい高度なことでもあると思うんです。

生まれたばかりの赤ちゃんもやはり境界が曖昧です。つい最近まで母親の羊水の中を漂っていたわけですから、そりゃ自分の身体なんて分かるはずありません。赤ちゃんを優しくなでるようにスキンシップをしてあげることは、愛着の形成があるのと同時に、赤ちゃんには自分の身体を味わってもらうと言う意味合いもあります。身体をどこで感じるかというとやはり境界線となるわけです。

境界線は身体の輪郭のみではないと考えています。身体の外側に広がるいわゆるパーソナルスペースにも境界があるでしょう。信号待ちの集団がなんとなく距離を取り合い立ち止まるのは、お互いの境界を超えないようにしているのかもしれません。

まずは自分を知ることから

先日OCOさんはイベントに登壇されています。そこでは境界線を感じることをテーマとしていたそうです。これは「線」を感じることが主眼ではなく、線のこちらとあちらを感じることが重要で、こちらはもちろん自分のことです。つまり自分をしっかりと感じてあげるということの実践を行うイベントだったようです。自分を知らないと他者の理解などできるわけもない。まして境界に線など存在しませんから、実際には曖昧にうつろう自分と他者の関係の中で確立する自己を味わうと言うことなのだろうと思います。ご興味ある方はアーカイブ販売があるようですからこちらからご視聴ください。

塗り絵とは、絵画を制作するプロセスから色を塗ると言う行為のみを切り取ったようなものです。シンプルな行為がゆえにさまざまな気づきをもたらしてくれるものでもあります。それはある種の内省のようでもあり、自分が選ぶ色に自分で発見したり、繰り返される手の動きから身体性を感じてみたり、あるいは普段の思考を手放すような側面もあるかもしれません。

目の前の現実

これから年末に向かっていきます。1年というのも一つの境界線です。別に12月31日の深夜に線があるわけでもない。ただこの線のお陰で心機一転だってできる。続くことも仕切ることも同じように大切です。

何より大切なのは目の前の現実だとOCOさん。それは境界線の先に朧げに見える当てのない”何か”ではなく、自分にフォーカスすることなのかもしれません。

まーーー要するに早くやれよってことだと受け取りました。塗り絵作ってると言い始めてずいぶん経つこと。実はもうほとんど出来ているのに事務作業タームが捗らないわけです。僕の事務作業に対するサボりマインドは今日を大晦日にしよう。これできっと明日は心機一転やれるはずだ!

今日やれって。

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