見出し画像

思い出の場所①


先日友人Yさんと新宿に行ってきました。



お互いに誕生日が11月なので、誕生会という名目でランチ&お茶をすることにしたのです。



先月アフタヌーンティーに同席してくれた後も、Yさんとの連絡は取り続けていて、メンタルジェットコースターの私に付き合ってもらってます。

まじ感謝してます。




新宿にしたのはお互いの中間地点を取った形で、飲食店には困らないだけで、他意はありませんでした。


新宿なんて学生の頃の思い出しかなく、就職して以降ほとんど降り立つことはなくなった私。ライブで訪れるか、夜行バスに乗るかの2択で目的地に直行して街中を歩き回ることをしなかったので、12年前の思い出を巡りたいと思いました。



幸い、歩くの好きなYさんなので、この思い出散歩に付き合ってもらうことにしました。




当時の彼のことはいつも頭の片隅にはあるけれど、なんとかメンタルは普通を保っているので今回の新宿散歩でどうなるかな?というかんじでした。




Yさんも新宿の駅ビルで働いていたことがあり、それ以来ほとんど行かないから駅ビル内見てみたいねってなって、ひとまずランチは駅ビルでということになりました。




久しぶりに降り立つ新宿は改札の場所も変わっていたし、どうやって、どこで当時の彼と待ち合わせをしていたのかすら全く思い出せませんでした。


休日ということもあり、駅ビル内はオープンしてすぐに関わらず賑わっていました。


とりあえずランチということで、上のフロアで合流し、ぐるっと回ってパスタを食べることにしました。


食べ終わり1時間ほどゆっくりして、駅ビル内を巡りました。
一緒に来たことはなかったけれど、当時の彼へのプレゼントはここで手袋買ったなーとか少し思い出しました。
お店が無くなっていたり場所が変わっていたり、10年もすれば当然変わるだろうし、きっとコロナの影響も大きかったと思います。

変わらずそこにある店ってすごいなって感じです。

あと人がとにかく凄い。駅ビルもそうだけど外もうじゃうじゃでした。さすが休日。




東口のアルタ前の交差点も懐かしかった。
そのまま歌舞伎町方面へ。



角のフルーツの店がなくなって初めて来た
知っていた靴屋も無くなった
あの店ここら辺にあったよね?
まだあるんだこの店!
このゲーセンでいつもプリクラ撮ったなぁー
よく行った5スロの店無くなったなー
ここで体調悪くして休んだなー
この海鮮丼今度はデラックスで食べようねって話したなー
このビジネスホテルめちゃくちゃ泊まったなー
このゲーセンとかボウリングは変わらずあるのね!



などなど…



ラブホ街に進むとあんまり変わってなくて
うわ〜懐かしい〜って感じでした。
昔よく泊まったホテル、
空きがなくて1回だけ泊まったホテル
外観は同じだけどこんな名前だっけな?みたいなホテル

ホテルに行く前に立ち寄った薬局、コンビニも変わらずそこにありました。






その後、大通りに出て少し歩いた先の懐かしい景色。

ベローチェでサンドイッチ食べながら彼が来るのを待ったり、吉野家で一緒に牛丼食べたなーなんて思って懐かしくなるばかりでした。




コンビニの角を曲がってまっすぐ行って、左にあるのが当時の彼が住んでいたマンションで、1回だけ家に行ったことがあるなーとか、しみじみ…



その近くの公園も変わらずそこにあったけれど、私は夜にしかこの辺りを歩いたことがないから昼間の公園はこんなに子供もいて賑やかなんだなーとおもったら同じ場所なのに全然違う場所のように見えました。


でっかいタワマンがあったけど、昔はなかったような、暗くて見えなかったのか、見ていなかったのか。
と思ったり。

公園の前にオシャレなカフェとかあったりして、この辺一帯は開発されて、今っぽくなってるんだなぁ
って思ったり。




当たり前だけど10年以上経って、変わらないものもそれなりにあるし、でも変わったものもたくさんあって少し複雑な気持ちになりました。



沢山歩いたのでその後はお茶しました。
サブナードには縁がなかったので新宿の新鮮な場所です。笑



Yさんを駅まで見送り、私はJRへ。


いつも中央線に乗ってたなぁって思い出がふつふつとよみがえってきて、あ、昔の私はここにいたんだな、って気持ちになりました。




幸せだったあのころの私たちはもういないし戻ることもできない。

でも私の中には朧気な記憶もはっきりとした思い出もちゃんと刻まれていて、少し美化されてるかもしれないけど、確かに昔あった出来事だという事実は変わらない。

今こうして思い出す機会があって、思い出したいと思ったから記憶を掘り起こしたけれど、少し前まではずーっと忘れてたことで。

きっと今回思い出した記憶の欠片も、いつも通りの日常に覆われて、いつの間にかまた埋もれて忘れてしまうんだろうけど、きっとその思い出が無くなることも消えることもなくて、ずっと胸の奥深くに佇んでいるんだろうな…



今は忘れることが寂しいけど、人はどんどん忘れる生き物だから、忘れたことで今を生きてる証拠になるならばそれが思い出たちの運命なんだろうな。


当時の彼の中にも、きっと今は忘れてるだけのたくさんの思い出が眠ってるんだろうな。

本当は思い出して懐かしんでほしいけど、もう永遠に忘れてくれてもいいや。


あと今回歩いてみて、思ってた場所が思ったより遠かったりしたけど、"2人"で過ごしたあの時間は一瞬だったなと思いました。



ちなみに"①"にしてるのはもうひとつの場所の思い出を巡れたらな〜と思ってるからです。

まだ1人では歩けそうにないけど、いつか②も更新出来たらなと思います。













この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?