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平気になったと思ったのに(後日談の後日談)


10年振りの再会からもうすぐで2ヶ月。

まだ2ヶ月も経ってないのか。と思った。

最近は思い出す頻度もだいぶ減ったし、当時の彼のことはいい思い出だなって前向きに思えていたけれど、ちょっとだけ思い出してはちょっと苦しいなって思ったりすることが今でも時々ある。



いつも苦しいなと思うと、ついここに書きたくなって、ちょっと書いては投稿する前に満足してそのままにしちゃうから前回の投稿も書いてたのは11月の最初の頃。



noteは私の寂しい気持ちの備忘録。





とにかくこの約2ヶ月の間、人に会いたい病だった私は会いたいな、懐かしいなと思った友達にたくさん連絡してみた。


当時の彼と共通の知り合いの専門の同級生だったり、当時の彼つながりの友達(彼の友達の彼女だった子)とか、昔の職場の同僚とか、なんとなく最近連絡取ってなかっただけでちょっと前まで会ってた子とか。

たまたまLINEでその日が誕生日だったとか、Facebook見て懐かしくなってとか、久しぶりに会おうとかそんな感じで連絡してみた。


何年も連絡取ってないのに急に何?と思った人もいたと思うけど、みんな私の気まぐれに付き合ってくれることが嬉しかった。
長年付き合っていた彼と別れた子や、結婚して子供がいる子、生活が変化していてもその子そのものは変わっていなくて安心した。


ただのLINEのやりとりだけど、今の近況を知れただけでも次にまた連絡がしやすくなるのは嬉しかった。
会うには至らないかもしれないけど、人との繋がりを感じれるLINEは、この2ヶ月の間、私の寂しさを埋めてくれた。


これを機に、ではないけれど、ちょっと疎遠になってしまっていた、せっかく出会えた縁をまた結び直していけたらなと思った。



連絡して実際に会った友達も何人かいた。

猫カフェ行ったり、ボウリングしたり、ご飯を食べたり。

ちょっと期間があくとお互い状況が変わってるかもしれないから、連絡していいのかな?と思ってしまってけど、連絡してよかったと思った。


友達に会うのは大事だなと実感した。
コロナで人に会わないことに慣れて、でも日常にはいつも旦那がいて一人でいることがなかったから話し相手はいたし、姉ともよく電話はしていたし、不自由は感じていなかった。
でも友達と直接会って得られる刺激や感情は沢山あるし、それはいつも一緒にいる旦那からはもう得れない感情だなと思う。でも一緒にいる家族だからこそ得られる安心感は旦那からしか得られないものだなと思う。


友達と会い続けてたら、当時の彼のことはなんであんなに苦しかったんだろう?と思うほどに、ホントになんでもなくなっていった。
それでもやっぱり頭の片隅にはいたけれど。





最初に述べたようにちょっと思い出して苦しいと思う私がいる。


最近私は誕生日を迎えた。



11月22日
いい夫婦の日


それが私の誕生日。



誕生日に行きたいところを調べてあれこれ考えるのが楽しかった。近場だけれど今年は旦那と泊まりデートして、行きたいところに行って食べたいものを食べた。本当に楽しかった。

当時の彼とも行った思い出の地でもあるけれど、当時のことは観覧車に乗ったなーとかしゃぶしゃぶ食べたなーとか、この辺も歩いたっけな?ぐらいで、同じ場所を見ても歩いても、あまり記憶にない。
むしろ記憶は残ってるけど周りの景色が変わってしまっていて同じ場所が全くの別物になっている。
観光地だし10年以上経っていれば変わらないことの方が難しい。


相変わらず最後のLINEは未読のままの彼。

ちなみに最後に送ったのは11/5。
なかよしYさんと新宿を巡った日、まだ会いたい気持ちもあったけれど別に返事が来なくてもいいなと思って、でもできれば反応がほしいなと思って
"11月だし最後になるかもだし会おうよー"
と送っている。
濁しているけれど、直訳すると
11月は私の誕生日もあるし、11月でもしかしたら入籍するかもしれないじゃん、結婚したらきっともう会ってくれないんだよね?だから最後に会いたいんだけど
という意味である。


誕生日の話に戻る。

いい夫婦の日って言うと、意外とみんな誕生日を覚えていてくれる。

"あれ?今日はあいつの誕生日だったな"
ぐらいでいいから思い出してくれたらいいなと思った。
それで、思い出したついでにLINE開いてくれるかもなんて少し思ったけれど、やはり誕生日を過ぎても既読にはならなかった。


もしかしたらいい夫婦の日に入籍なんかしちゃってるかもしれないとも思った。
fbは相変わらず独身のままだったけれど更新してないだけかもしれない。

いい夫婦の日という日が、"わたしの誕生日"から
"結婚記念日"に変わってしまったら悲しいなと思った。

わたしの誕生日が変わるわけじゃないけれど結婚記念日なんていう特別な日に上書きされてしまったわたしの誕生日なんて、もう一生忘れ去られるに違いない。


そんな妄想をしていたら誕生日を過ぎてちょっとだけモヤモヤして苦しくなってしまった。
2回も未読スルーされたらLINEは本当にブロックされてるのかもしれないとも思ったし、私からはもう何もすることができない。何もするなと言われているようなものだなと思う。




彼とは関係の無い話だけれど、苦楽を共にした親友が京都へ引越してしまったのは11月の上旬だった。

いつでも会えると思っていた友達が遠方に行ってしまうのは思ったよりもショックだった。

行く前に会おうよーって言ったけれど、結局仕事が忙しくて会ってくれることはなかった。
私とその子の仲を知ってるから旦那には
"薄情だなー"って言われた。
京都に行った日、京都着いた?って連絡したけれど未読で、引っ越したばっかりで忙しいのかなーと思ったけれど少し寂しかった。
その後、生きてるー?って送ってみた。コロナの後から安否確認と称して時々送っていたのである。
既読にはなったけれど返信もスタンプもなかった。
2回も未読や既読スルーになることはこれまで一度もなかった。
東京にいい思い出が残ってないのか分からないけれど、全部捨てて京都に行ってしまったんだなと思ってそれが悲しかった。

姉が大阪にいるから、行くついでに京都で会うことはできると思う。でも連絡するのが怖いなと思う。


当時の彼もこの大親友も、今、私が連絡が欲しい2人なのである。
1回のスルーならもう1回送ろうとなるけれど、2回スルーされてる今、次にスルーされたらホントにショックだからもう本気の用事がない限りはLINEは送れないなと思う。

それが時々私を病ませている1つの原因なんだと思う。



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