以下の文章は、個人的な試訳です！

ユニバーサル・ベーシック・インカム（UBI）、コロナ、戦争とトニー・ブレアとの関係とは。。

ユニバーサル・ベーシックインカム（UBI）とは、政府がすべての個人に対して、その資力に関係なく一定の給与を支払うという仕組み。働くことなく、国から一定額のお金を保証するものである。

2022年3月、アイリッシュ・タイムズ紙は、「歓迎すべき一歩」と称した。「アイルランド初のベーシックインカム制度が始動」と題し、アーティストには試験的に週250ユーロが支給されるが、すべての人に拡大することを望む声が多かった。

5ヶ月後には325ユーロに増え、アイリッシュ・タイムズ紙は「地震的な飛躍」と呼び、約2,000人のアーティストがこの週給額を保証されることになった。

アイルランドでは、「何のためのお金」、「問答無用」として宣伝されている。一時帰休（自宅待機や一時解雇状態）のお金が支払われた時も全く同じである。

アイルランドで最も有名な経済学者の一人で、『アイリッシュ・タイムズ』に寄稿している人ですら、そう考えている。
2017年の記事でダビッド・マックウィリアムズ (David McWilliams) は、
自身のブログでこのアイデアを浮き彫りにした。 この人は、2020年の一時帰休金の大ファンだった人と同じ。

このマックウィリアムズ氏は、ヤング・グローバル・リーダー (Young
Global Leader)でもあったが、今は卒業して世界経済フォーラム（WEF）のメンバーである。

アーティストへのベーシックインカム支援は「地震的な前進」と評される
飛躍的な前進」と評価。約2,000人のアーティストに週給325ユーロが保証される予定である。

英国元トニー・ブレア首相は、世界経済フォーラム（WEF）のメンバーであり、ビル＆メリンダ・ゲイツ財団から数千万ドルの融資を受けており、何年も前からデジタルIDを推進している。

トニー・ブレア地球変動研究所
日付：2019年11月
部署：世界成長とその機会
課題：農業開発
期間：41ヶ月
表明金額：5,000,000ドル
対象地域：世界規模
所在地：英国（ロンドン）

トニー・ブレア地球変動研究所
日付：2019年11月
部署：世界開発
課題：農業開発
期間：30ヶ月
表明金額：3,472,939ドル
対象地域：世界規模
所在地：英国（ロンドン）

トニー・ブレア地球変動研究所
日付：2020年12月
部署：世界開発
課題：世界健康と開発、普及啓発と分析
期間：23ヶ月
表明金額：2,995,076ドル
対象地域：世界規模
所在地：英国（ロンドン）

この研究所は、「ユニバーサル・ベーシック・インカムの為の公共政策提言 」に関与することになるのである。

ユニバーサル・ベーシック・インカム（UBI）が、中央銀行デジタル通貨（CBDC）とどうかみ合うのかが見えてきた。点と点がつながっていくのである。

2022年7月に行われたニュー・ステーツマン（New Statesman）の世論調査によると、「英国人は20ポイント差でユニバーサル・ベーシック・インカムを支持する」という結果だった。

しかし、ユニバーサル・ベーシック・インカムの分野ではウェールズが一歩リードしている。
ガーディアンは2月にこう報じた↓

「介護を受ける若者には、18歳の誕生日の翌月から2年間、月1,600ポンドが支給される。年間19,200ポンドになる。」

この額は、少なくない額である。

UBIを最も進めている国は、カナダ。
法案S-233は 「生活保障型ベーシック・インカムの国家的枠組みを開発するための法律 」である。
内容は、「全ての人が、生活可能なベーシック・インカムにアクセスできるようにする 」というものです。

世界経済フォーラム（WEF)が、ユニバーサル・ベーシック・インカムの大ファンであることを聞いても驚かないであろう。彼らは、2016年からそれを推進している。

「我々は貧困を撲滅しなくてはならない。その答えはユニバーサル・ベーシック・インカムなのか。」

2021年3月21日↓
カリフォルニア州：ストックトンでは、１２５人対象で月額５００ドル支給した。
ユニバーサル・ベーシック・インカムを導入したら、驚くべき結果であった。

カリフォルニアのこの都市では、ユニバーサル・ベーシック・インカムを試行し、驚くべき結果を得た。
ストックトン市では、125人の市民に毎月500ドルを支給、働くことを義務付けず、1年間調査して何が起こったかを確認した。

12ヶ月後、フルタイムの雇用率は12％上昇、参加者は働く量が増える一方で、減ることはなかった。また、不安や落ち込みが減り、子供達と過ごす時間が増えたと報告されている。

また、家族の医療費負担を助けた人や、勉強時間を確保した人もいる。
その結果、社会的関係が改善、外食などの贅沢が出来るようになった。

このプロジェクトは、貧困は性格ではなく、現金の不足から生じることを示すことを目的としています。
研究者によると、支払いによって人々は目標を設定し、選択、リスクを取ってキャリアの機会に繋がることが出来ると。

報告書は、2018年11月〜2020年2月までを対象。その後のものでは、パンデミック時の様子を示す予定である。ユニバーサル・ベーシック・インカムの実験は今回が初めてではない。

2017年からフィンランドで、2万人の失業者に月560ドルを支給。
2年後、パンデミックの間、受給者はより幸せで、健康で、より自信を持っていたアメリカ、インド、スペインなど、多くの国が最貧困層の人々に現金支給を行ってきた。

ベーシックインカムの批評家は、恒久的に展開するにはコストがかかりすぎると言及。ベーシックインカムは良いアイデアだと思いますか？

つまり、そういうことである。
ユニバーサル・ベーシック・インカムは全ての万能薬である。幸せ、家族との時間、医療、外食。これ以上望むものはないだろう。
世界経済フォーラムによれば、フィンランドでの試みは大成功のようだった。が、そうではなかった。

ビジネス・インサイダー（Business Insider）によると 「世界最大級のベーシック・インカムの試験、フィンランドでの2年間プログラムは大失敗に終わった。」批評家達は、この試験には最初から欠陥があったと主張している。

「ユニバーサル・ベーシック・インカム」といえば聞こえは良い。 無条件で生活できる収入の何が気に入らないのだろうか。
常に、貧困を撲滅し、社会的セーフティネットになるとして販売されている。

人々はより多く消費し、より多く貯蓄し、より多く投資することが出来るようになると言われている。

しかし、それは決して無条件のものでは無いのだ。私達が問うべきは、「Cui Bono」つまり、誰が利益を得るのか、ということだ。答えは簡単で、「エリート 」である。

2017年、マーク・ザッカーバーグは、雇用形態に関係なく市民に無料でお金を与える社会的セーフティネットプログラムの素晴らしさを公に讃えた。

また、彼はハーバード大学の卒業式で講演を行い、次のように述べた。
「誰もが新しいことに挑戦出来るようなクッションを与える為に、ユニバーサル・ベーシック・インカムの様なアイデアを模索すべきである。」

ザッカーバーグだけではない。2021年にイーロン・マスクは、「将来、肉体労働が選択肢になる から、ユニバーサル・ベーシック・インカムが必要だ」と言った。

イーロン・マスクとOpenAI（人工知能）を共同設立した、サム・アルトマンも同意見。

彼と彼のAI CEOの仲間たちが、AI以外の企業（人を雇用している）を全て廃業させ、アメリカの労働者をすべて失業に追い込むほど絶大な力を持つ世界を思い描いている。
OpenAI（とその仲間たち）の収入の何割かを、アメリカ国民全員へのユニバーサル・ベーシック・インカムに充てることが出来るほど強力である。

ユニバーサル・ベーシック・インカムを支持する他の非常に著名な起業家は、ピエール・オミダイア（Pierre Omidyar：eBay創業者）、アンドリュー・ン（Andrew Ng）、ビル・グロス（Bill Gross）、レイ・カーツワイル（Ray Kurzweil）がいる。

特にビル・グロスの社会主義についての発言は興味深く、ユニバーサル・ベーシック・インカムで「慣れる」必要があるのではと心配になった。

ザッカーバーグ、アルトマン、オミダイア、ン、グロスは世界経済フォーラムのメンバーであり、それぞれの会社もそうであり、カーツワイルのシンギュラリティ大学のビジネスパートナー、ピーター・ディアマンディスもメンバーであった。

ユニバーサル・ベーシック・インカム推進派の皆からは、共通項が現れているようである。
AIによって仕事がなくなり、人々は生き残るためにユニバーサル・ベーシック・インカムを必要とする。
それが世界経済フォーラムや第4次産業革命が推進するアジェンダのように聞こえるなら、それはその通り。

チャンスを逃さない世界経済フォーラムは、2020年4月に「ユニバーサル・ベーシック・インカムはコロナで露呈した不平等に対する答えである」という記事を発表。
ロックダウンが起こり始めてからわずか1カ月後のこと。しかし、ここでも彼らは何が起こるか知っている様であった。

それから6ヶ月が経ち、世界経済フォーラムは「AIを恐れるな。AIは長期的な雇用増加につながる」という記事を発表た。

同時に、「雇用の未来」というレポートも発表された。
2025年までに8,500万人の雇用がなくなるが、9,700万人の雇用が創出されると主張。

ユニバーサル・ベーシック・インカムは、世界経済フォーラムの観点からすると完璧な解決策のように見える。彼らはむしろ、人々が家でビールを飲み、Netflixを見ることを望んでいる（ちょうどコロナのロックダウンの様に）。

過去2年半を振り返ると、コロナのロックダウンの際は、中小企業や起業家がターゲットにされた。多くの人が失業。

また、ウクライナとロシア紛争で、エネルギーコストが高騰。
当然、消費者にも転嫁される為、食料品の価格も上昇することになる。

多くの人が生活費を工面し、食卓に食べ物を並べることに苦労している。
そこで、ユニバーサル・ベーシック・インカムの出番。
恐らく多くの人がユニバーサル・ベーシック・インカムを叫び、そtれを受け取る為に必要なことは何でもするであろう。

ロックダウンとプランデミックのデマの後、ビジネスは気候/戦争のデマによって破壊されて来た、今後もそうなるだろう。

彼らは、人々が自分でお金を稼いだり、他の人々を雇用したりすることを望んでいない。彼らは、グローバリストの政府の命令で、ユニバーサル・ベーシック・インカムに依存するすべての人を望んでいる。

エネルギー価格の上昇や食料価格が法外な値段に跳ね上がりそうな今、ユニバーサル・ベーシック・インカムの「無料ランチ」を導入する絶好の機会。ただし、「無料ランチ」などというものは存在しない。

では、現実にはどうなのだろうか。
過去2年間、私達は、パブやレストランなどに入る為に、ワクチンやワクチンパスポートが使用されているのを目にして来た。これと全く同じことが、ユニバーサル・ベーシック・インカムにも使えるかも知れない。

もし、あなたがワクチンとブースターを受けなければ、あなたのユニバーサル・ベーシック・インカムは保留されるかも知れない。
それはデジタルIDと連動しており、デジタルIDは社会的信用度スコアと連動。社会的信用度によって、あなたは社会に参加することが出来る。

市民の自由と権利は、社会的信用度のスコアに結びつく。
もし政府を批判したら、デジタル通貨の形で提供されるユニバーサル・ベーシック・インカムを受け取れなくなる。銀行口座はボタン一つで閉鎖されるかも知れない。

このようなことは奇想天外に聞こえるかも知れないが、カナダでトラック運転手が抗議した時に銀行口座が閉鎖され、人々が逮捕されたことは、遠くを見るまでもなく、すでに起こっていることである。

このような大局を理解しない限り、未来はバラ色にはならない。