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日本社会では学部入学歴で学歴価値を判断される!?

日本における学歴価値はほぼ学部の学歴で決まるという観念が存在します。私が大学生だった四半世紀前はもっとその傾向が強かったです。

Wakatte TVの動画出演者がふーみんへのイジりの定番として「京大だけど中退して高卒だから」みたいなものがありますが、もしワカッテが20年前にあったとしたら、このイジりはほとんどなかったのでは?と感じます。多分そんなイジりをしたら、コイツつまんねーと言われたに違いありません。
早稲田なども中退一流と言われた時代で入学歴が問われた時代、特に文系なんてキャンパスで空気吸っていれば単位は降ってきたので、就職活動で大卒採用が受けられる以外、卒業することにそこまでの意義がなかったのですね。

悪い意味では、大学進学率が上がって高校の延長上としての大学、という側面がこの25年間で拡がりました(なお私は大学進学率はもっと上げろと思う派です)。つまり、無難に卒業することに意義のある社会が醸成されたのですね。
良い意味では、文部科学省が相当なテコ入れをして、アクティブラーニングの導入や、ディプロマポリシーなどの設定を義務付け、学修者本位の大学づくりといった、大学で学んだことに意義のある状態を作り上げたとも言えます。もちろん形式的に出席を取るといった悪弊もあるのですが、それでも今の大学生は昔の学生よりも時間数だけは確実に勉強をしています。

要するに大学を卒業することが価値のある社会になった、ゆえに中退をした高田ふーみんはイジられるとも表現できるでしょう。個人的には入学歴主義の時代で育ったので違和感しかないですが(苦笑)。

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