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金魚鉢を飛び出せ...職業会計人を目指すあなたへ

昨年から続くコロナ禍の中ですが...
確実に季節は移り変わり横浜の桜もほころび始めました。
4月には今年の新卒四名とアシスタント二名が入社しまた。
yoko-soに新しい風が吹き込みます。

入社後最初の一週間をかけて「理念研修」が行われ、社会と時代の変化に伴う経営環境の変化と課題、そして私たちが進むべき方向性と取り組むべき課題について理解を深めます。
「手法」である実務研修の前に、「目的」である理念について伝えるのがyoko-so流の研修です。

◯ 変化はチャンス

経営環境の激変に伴い社会のインフラとしての私たち職業会計人の「役割」も大きく変化しています。
新しくこの業界に入る新人にとって、この変化を「ピンチ」と捉えるのか「チャンス」と捉えるのかは、彼ら彼女らの未来を大きく左右します。
私たちは、この経営環境の変化をチャンスと捉え、「変化」に対応した「自己革新」をすることにより、大きく成長するビックチャンスを迎えています。

税金を語る本というのは、殆ど節税の方法とか申告方法を述べた技術論ばかりで、つまりは枝葉末節なものが多い。
税理士や税務署のお役人、税金専門の学者という人々は、今の税体系という金魚鉢の中で生きている金魚みたいなものだから、その人たちの話を聞いても何ら根本的解決にはならない。
ついでに言うと、税理士ほど後ろ向きの商売はない。
税理士を雇う目的は、突き詰めれば、「いかに税金を逃れながら、税務署から文句を言われずにすませるか」ということだ。
税金のシステムがもっと簡単なら、税理士のような、生産とは何の関係もない、負のエネルギ-を使わなくてはならない商売はそんなにいらなくなる。有能な人材をいかに後ろ向きの仕事で浪費しているか、全く国家の損失である。 
(渡辺昇一著「歴史の鉄則~税金が国家の盛衰を決める」より)

◯ 金魚鉢から飛び出そう

厳しい論説ですが、ある意味で私たち税理士の本質的な一面を示していると思います。

実務家である私たち税理士は、税の本質的な問題に迫ることなく、既定の税法に対する知識や、本来税務当局内部の規定である取扱規定を熟知していることが自分たちの「能力」であり、力なのだと勘違いしています。

まさに、渡辺氏の指摘の通り「枝葉末節な技術屋」「金魚鉢の中の金魚」でしかないのです。

だから、人と組織の本質に係る「経営」に関しては後ろ向きで、前向きな関わりを持てないのです。
それが、経営環境が変化する中で、私たちの持つ力が社会的な「課題解決力」を失いつつある根本的な原因なのです。

まず、それに気付くことが社会のインフラとして中小企業の経営課題の解決に貢献するための自己革新の基盤なのだと思います。

私たちTEAMyoko-soは...
「お客様のビジョン実現と真の豊かさの創出をサポートする」こと、そしてお客様の未来創造のサポートをミッションとしています。
税務はメニューの一つでしかありません。

そのために、私たちは私たちの武器である「能力」の研鑽に努めると同時に、経営と社会の本質に楔を打ち込み、気づきを与え、成長と成功をサポートするために、自己の「価値観」と真摯に対峙し自己革新をし続けなければなりません。

新人の成長と活躍に期待しいます。

そして、金魚鉢から飛び出し社会に貢献できる真の職業会計人となれ!


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