見出し画像

性格に逃げ込むな...運を創り出す方法

ちょうど独立して10年、職人税理士から経営者にステップアップしなければならない壁にぶち当たり色々なことに迷っていた時期でした...

ある経営者から「今の性格のままで経営をするな」と学びました。

○経営者への階段

大学を卒業して就職した電機メーカーで営業職についたものの、製品を作る製造工場と全国の販売営業所、全体を統括する本社...とそれぞれの部署が別々に機能している組織(大企業)の不条理さに辟易して、「一から十まで独りで責任を持てる仕事がしたい」と税理士の道を選びました。

その原点は自分の人生の根っこが作られた十代後半から二十代にかけてのアルピニズムという超個人主義的な環境にあったのだと思います。
ですから典型的な「組織が嫌いで一から十まで自分でしたい」「完璧な仕事をするなら人に任せない」という性格でした。

それが独立開業して10年、職員も10人近くになり...
いつの間にか自分が一番嫌ってた「組織」を創り、一番苦手だった「権限移譲」をし、「自分が満足するまでやる」から「自分を超える人を育てる」役割へと変わる必要が出てきたのです。

つまり職人から経営者への変化...それを心に決めましたが、そう簡単なことではなく自分が出社拒否になりそうになりながら数年を要しました。

その「自己革新」を経て「自分を超えていくような人財が育つ場を創り出し社会に人財を残すのが自分の仕事である」という経営者としての役割を果たせる自分に近づいたのです。

そして、その経験を糧に経営環境の変化に対応して自己革新を積み重ねてきた結果が、現在の税理士・公認会計士9名を含めて60人の組織なのだと思います。

○ 性格とは?

その時に、性格とは過去の自分の経験から身に付けてきた価値観に基づいた、その人の言動に現れる特有の感情や意思の傾向を言うのだと気づきました。

価値観とは色眼鏡のような価値フィルター...
赤い眼鏡をかければすべてが赤く、青い眼鏡をかければすべてが青く
メガネは自分の目ではないのに自分自身だと思い込んでしまう。
価値観を変えれば(眼鏡を変えれば)すべてが変わります

自分の価値観を向き合うのはとても難しいことです。
ただ「変わりたい」という強い意志が引き寄せる「出会い」があれば、人はいつでもどこからでも変わることができるのです。

○ 個性とは?

これに対して個性とは生まれながらに持っている「自分らしさ」であり「人格の表れ」であり「生まれ持った魂」のようなものを指します。

人格とはその人の人生に対する姿勢。つまり「在り方」を指します。
その姿勢・人格がにじみ出てきたものが個性です。
個性は大切にして磨き伸ばすことにより、その人の人格をより高めます。

人格と個性、そして性格について明確に区別をしておく必要があります。

◯ 運を創り出す

価値観が変わると言動が変わる、言動が変わると習慣が変わる、習慣が変わると性格が変わる、性格が変わると運が変わる、運が変わればまた価値観が変わる。

成長とは価値観(パラダイム)の転換を言う。
 単に能力や技術を身に付けることではない。

竹内日祥 上人

成功は成長の果実である

アチーブメント㈱代表取締役 青木仁志

学生から社会人へ、サラリーマンから職人税理士へ、職人税理士から経営者へ、経営者から事業承継をしてファウンダーへ...
そのステージを一段上がるためのキーワードは「性格を変える=価値観を変える」ことだったと思います。

振り返ると、自分の立場・役割・責任に応じて性格を変え価値観を変えることにより運を創り出してきたのだと良く解ります。

成功は成長の果実である...
そして成長とは価値観の転換による自己革新なのだと思います。

それが自分の人生を自分の意志でコントロールする方法です。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?