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年齢と住みたい場所

引越しすることにしました。

次に住むところはテージョ川を挟んでリスボンの向かい側なので、フェリーで行く。時間帯によっては10分に1本ぐらいの頻度で出ているこのフェリーはなかなか快適で、20分ほどで向かい岸の街に到着する。
(タイトル写真はフェリーの中から汚れた窓越しに撮ったリスボンの写真)

フェリーに乗り込む


フェリー内はこんな感じで、時間帯によってはがらがらに空いている


今のリスボンはとにかく観光客が多い。いま住んでるアパートの近くは、場所によっては人混みをかき分けるようにしてトフと散歩することになる。近所のレストランは観光客向けなので、メニューをもった男性達(なんとなく中東、西アジア系の人が多い印象)が声をかけて客を呼び込んでいる。もっとも犬と歩いていると声をかけられることはほぼない。

私が住んでいる場所の周りだけに関して言うと、40年前に私が出会ったポルトガルのチャームが失われたとまではいわないが、とにかくかなり違った印象の街になった。いまここに初めてきたとしたら40年前のように心を惹かれただろうか。どうだろう。

若い時は平気だった坂も毎日歩くのはきつい。トフは坂を登りたくないと動かなくなる。5キロの犬を抱えて長い階段を登りながらどんどん疲れて、気がつくと「こんど生まれ変わったら平らなところに住みたい」とおもったりしている。

ということで引越すことにして大家さんに連絡しました。

こんど住む街は名所もなにもないので観光客は少なく小さな漁村の雰囲気があり、テージョ川沿いの平坦な公園を散歩したりジョギングしたりして静かに過ごせる。リスボンに行きたくなったらすぐそこだしシニアにはいい選択ではとおもう。

引越し先の近く 向こう岸に見えるのがリスボン

引越しはたぶん30回目ぐらいです。いつか引越し歴を思い出して書き出してみよう。


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