開催レポート

教育こうdeナイト~Explayシリーズ 第1回「遊具をExplayする」開催レポート

さて、いよいよ「教育こうdeナイト~Explayシリーズ」が始まりました。
10人くらい集まればよいなあと思っていたところ、最終的には、企業人、市民、大学生、大学人の合計27名が参画してくれました!

専門家でない人の能力を集める

Explaygroundについて簡単な説明後、東京学芸大学の鉄矢先生から、これまでに携わった遊具開発のお話をしていただいた。
フレーベル館さんがロクトコティエの実物を持ち込んでくれたので、皆、興味津々。この2つは鉄矢先生のところの学生さんとフレーベル館さんが協働で開発した製品で、実際に販売をしている。
続いて、鉄矢先生からは、Explaygroundでとても大切にしたい開発における協働のお話をしていただいた。
これまでは、専門家が集まって開発をしてきた。しかし、専門家でない人の中にも、少しかもしれないが、専門家に負けないくらいの能力やアイディアや発想が埋まっている。
それが集まってくることによって、思いもよらない開発が可能になる。
Explaygroundではそんな開発をしていきたい。

自分の引き出しの中にあるアイディアとアイディアの拡張

そして、3つのテーブルに分けてのワイワイのスタート。テーマは「滑り台を超える歴史的な遊具を開発したい!」。
公園で遊んだことがない人はいないわけなので、だれでも自分の引き出しの中に意外とたくさんのアイデアを持っている。
だから、誰でも話ができる。そこに専門家が適度に、遊びについてやリスク管理についての少し専門的な視点を加えていく。

集団で議論することの面白さは、鉄矢先生が最後におっしゃった「みんなと話をすることで、自分が想定もしていなかったアイディアが、自分の中から生まれてきた」という言葉に尽きるような気がする。

さて、続きは?

途中で席替えの声掛けをしたが、議論が白熱しすぎていて、ほとんどだれも席替えをせず。2時間弱、あっという間に時間が過ぎた。最後に、1テーブルごとに発表ということでなく、発表したい人に発表してもらった(発生したアイディアや着想は下記をご参照ください)。
そして次回の日程を「6月5日(水)19時~」に決めて解散。

今後どうなるのか? 正直わからないが、とりあえず次回の日程は決まった。乞うご期待ということで。

発表トピック

□実験公園をつくって、どんどん遊具をつくって試したい
□シンプルが最強!(段差があってステージとか3面だけの壁とか)
□公園の暗黙のルールみたいなものを破る(すべり台に逆からのぼる)
□遊び着(大人も子どもも)
□オヤジが楽しい公園
□安全面とスリル
□余白と遊び
□自然の中で面白かったことで遊具になっていないものを探す
  ・斜面滑る→すべり台
  ・ぶらさがる→鉄棒、うんてい
  ・泥遊び→砂場
  ・木登り→のぼり棒
  ・細いところをあるく→平均台
  ・水切り→あまりない
  ・落ち葉をためてクッション→あまりない
  ・秘密基地→あまりない
□具体例
  ・ポンプの水鉄砲(頑張ればできるくらいの)
  ・全部2倍の公園
  ・スイングレーサー
  ・Mt.Fuji
  ・はんもっく
  ・スタードーム
□テーマ外?
  ・教室にはどうしておんなじ机といすが並んでいる?もっと自由でいい
   のでは?
  ・プレイリーダーは必要か?プレイリーダーがいないと遊べない子ど
   も?プレイリーダーがいるからガキ大将がいない、逆?

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