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1ヶ月で、就活、保活、住活して、家族でコロナになったお話

怒涛の1ヶ月だった、
という感じもしない。

選択肢が少ない分、迷うことも少なく、気付けば全ては決まっていて、振り返ればそれは約1ヶ月の出来事だった。

「働こう」と決めてから、まずは薬剤師の転職エージェント2社に連絡し、状況と希望条件を伝える。同時並行で、保育園の空き状況、点数やら、評判なんかを確認しつつ、見学の予約をとった。

住居は、分譲マンションか戸建てか迷いながらも、資料を一括請求の上、比較検討して、来場予約をした。何度か来場や付近の下見をして、契約に至った。

子供の校区を考えると小学校入学前には、また第二子妊活に臨むかも知れないタイミングの前には、引っ越しを完了させておきたかった。

薬局の候補もいくつか送られてきた中で、1つに絞って面接に伺い、そのまま採用頂けた。保育園もなんとか入園出来る良い所に恵まれた。

保育園問題。
ニュースを観ながら、他人事に「よく分からないけど、大変そうだな」と思っていた独身時代を思い出す。点数とか倍率とかタイミングとか、、こういうことだったのね、という感じ。結局は当事者にならないと真剣に考えられない、私。当事者になることは大変だけど、当事者になることで、世の中を本当の意味で少しずつ知り得ている気がする。

兎に角。逆算逆算だけど、
なんとか全てが丸く収まって良かった、
後は、保育園の持ち物を揃えたり、病児保育を探して、いくつか見学、登録に行かなくては、と思っていた矢先。

家族でコロナになった。
正直、今?なの、、という感じ。
今更感が否めない。

夫がグッタリしている中、喉の違和感はあるけれど、家事は問題なく出来るという最初の1、2日間は「コロナって意外と軽い風邪程度かも」などと思って油断していたけれど、その後我が子は39度、私は38度台になり、家族でぐったりしながら小児科でコロナ対応の診察を受けた。

我が子は坐薬ですぐに解熱して、家族の誰よりも一番早い回復を見せてくれたけれど、私は長引き、声は全く出なくなり、家事はもちろん我が子と遊んであげることさえ出来なくなり、お布団の側で私とおもちゃを見比べながら「遊ばないの?」とキラキラした目で見つめてくる我が子を目の前に、「ごめんね」と声にならない声を出しながら、涙が溢れた。

笑顔で沢山声掛けしてあげたいのに、上手く笑えないし、声も出ないし、手足に上手く力が入らなくなって起き上がる動作も頭でシュミレーションして終わる。起き上がっても、オムツを替えてあげることさえ、しんどい。夫は嗅覚がダメになって、強烈なオムツの匂いにも気付かない。私は声が出ないから、夫に伝えるのもきつくて、元気いっぱいにハイハイで飛び出していく我が子を何度も引き戻しながらオムツを替えて咳が止まらなくなる。

そんな時、ふと耳が聴こえない、目が見えない人の育児に思いを馳せてしまった。我が子の泣き声が聴こえない、我が子の表情や何をしているかが見えない、不安と切なさ。よく分からないけど、こんなことを考える気持ちの余裕はあるらしい。その分の余裕、違う所に応用したいけれど、とりあえず、しんどい。お布団に戻り、目を閉じる。

ところで、ひたすらスイカと薬を4、5日続けていたら、3kg減っていた。全てが止まった1週間に唯一得られた、恩恵。普段の生活ではどうしたって落ちなかった、3kg。

P.S.
水を飲むのも辛い日でもスイカは食べられました。スイカ、すごい。今は声が出て、笑えて、noteを書く気持ちになれました。note、すごい。
読み返してみると、就活、保活、住活の話の淡白さから、コロナの威力が感じられる回となっていますね。

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