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なぜ「好き」にこだわるのか

なぜ「好き」にこだわる人が目立つのかというと、仕事だからなんでしょうね。これが遊びなら、みんな好きなことをやっていると思うから、あえて「好き」にこだわる必要はありません。

なにが好きなのか

「好き」と言っても、

  1. 好きな仕事内容 なのか

  2. 好きなものに関わることができる仕事 なのか

  3. 好きな感じの人物像 なのか

どれなんでしょうね?
なにが好きで、なにをしたくて、どうなりたいんでしょうね?

現状はどうなのか

仕事に就いていない学生さんなら、現状というのは関係ないと思いますが、すでに仕事をしている社会人はどうでしょうか。
今の仕事に就こうと思ったきっかけ、目的、希望はなんだったのでしょうか?
「お金を儲けたい」と思って就いた仕事なら、好きとか嫌いとか関係のない世界ですね。(お金そのものが好きな人は別として)

「好きな仕事」だと思って始めた仕事なら、今はどうなんでしょう?
今の仕事は好きですか?
嫌いになりましたか?
他の仕事の方がよく見えるのでしょうか?

好きな仕事だと思って今の仕事を始めて、それが嫌になって、
また別の好きな仕事ができて、そっちがやりたいと思っている、
ということでしょうか?

なにもかもイメージ通りの仕事なんてない

どんなに好きな仕事でも、その中で、嫌な出来事はあるし、幻滅することもあるし、その仕事を評価しない人や、嫌いな人もいる。
見た目や肩書きがカッコよくて、そのイメージが好きだったとしても、全くイメージと違うことをやらなければならない場合もある。

誰かが喜ぶから仕事です

仕事というのは、自分が喜ぶためにやるものじゃなくて、他人を喜ばせるためにやるものです。その見返りとして、お金や評価をもらうことです。

別にウハウハ喜んでもらうわけでもないけど「助かった」とか「気に入った」とか「ありがとう」とか「なんかいいね」とか、思ってもらうように働くのが仕事なんですよね。

お客さんから遠い仕事でも、その結果が商品やサービスに反映されていて、その部分にお客さんが喜んでくれたら、それが成果なんです。
直接お客さんの声を聞くことが出来なくても、想像することはできます。
でなくても、単に上司が喜ぶとか、社長が喜ぶとかいうことも、仕事の成果です。

それでも「好き」にこだわりますか?

自分が「好きだ」と思うこと以上の、喜びに出会えるのも仕事の醍醐味であって、その醍醐味を知ったら自分の「好き」なんて別にどうでも良くなりませんか?
そこまで、一生懸命「仕事」をしたことがありますか?

カッコつけたいだけなら趣味でもできる

最近の人は、あまり趣味のことを評価しないような気がするけど、それでもオタクの世界では、詳しい人やセンスのいい人はヒーローだし、カッコいい存在です。
そんな世界で自己実現するという方法もあるんですよ。SNSでもカッコよく振る舞えますよ。
だけど趣味の世界で評価されることの方が、仕事より難しい気もしますが。

自己実現する方法ならいくつかある

結局のところ、好きにこだわる人は、自己実現を何によって達成するか、という手段やコミュニティの選択に、力を入れた方がいいような気がします。

「好き」「好き」ばかり言ってても、好きでなくなった時のことを考えずに突進するのは危険ですよ。
自己実現を真剣に考えたり、喜びや醍醐味を何に求めるのかを考えたりして、うわべではない、心の底から生きがいが感じられるものを見つけて欲しいと思います。

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