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隠れ家の不良美少女 209 奇跡の写真集

翌日の朝また打ち合わせをした。
「今日は昼間はキナコちゃんを公園と景色のいい場所で撮影します」
「はい」キナコは頷く。
「夜はプリンちゃんを別荘二ヶ所で撮影します」
「はい」プリンちゃんも頷いた。

山岸さんはスタッフに準備の指示をすると俺のところへやって来る。
「友希くん、今回は凄い写真集になるよ」そう言った。
「そうですか」俺は少し不思議そうな顔をしてしまう。

山岸さんはノートパソコンで昨日写した写真の画像を少しだけ見せてくれた。
「プリンちゃんを見てよ、ほっそりとした華奢で色白の体に形の良い胸がしっかりと主張している、こんな子は殆どいない、何万人に一人の奇跡のボディと言っても過言ではない。それに憂いを持った表情がさらに彼女の魅力を高めている、まさに奇跡の人そのものだね」

俺は画像を見て何度も頷いた。

「そしてキナコちゃん、可愛いと言う言葉は彼女の為にあると思うよ。まず足の美しさを見てよ、前から見たら細いだろう、でも横から見ると厚みも少しあるんだ、このバランスが最高さ、そして膝下が細くて長いだろう?胸だって女の人は厚みが少ない人が多いけど、キナコちゃんは絶妙な厚みだ、しかも前から見ると細身でバランスが美しい、そして顔はとびきりの可愛さにほんの僅かの濃さがミックスされて他を寄せ付けない、つまり可愛さの極みと言っていいと思うよ」

俺はまた何度も頷いた。

「じゃあ今日もよろしく」山岸さんは親指を立てる。
別荘の敷地内にある公園のブランコで撮影が始まった。
キナコはミニスカートでブランコに乗り揺らす。
ブランコの上でミニスカートが揺れて見えたキナコの太ももは確かに美しかった。
俺は山岸さんが言ったことを理解した。

その後キナコは浴衣を着て景色の良い道を歩いている。
和の内装でおしゃれな別荘に行くと障子や衝立などの前でポーズをとる。
キナコの日常と休日を感じさせ、身近に感じるような写真が撮られて行く。

夜にはボンテージファッション風でキツめのメイクのプリンちゃんはこれまでに無い妖艶さを見せる。
さらにネグリジェ風の透けて見える白い衣装で可愛さをにじませた。
プリンちゃんフアンは写真集を抱きしめて寝たくなるに違いないと思った。

3日目も無事に撮影は終了する。

強行スケジュールの撮影は無事に終わりを迎えた。

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