紫恋 咲

東京で音楽を作る仕事をやってました。今は秩父の廃校にプライベートスタジオを作り好きな音…

紫恋 咲

東京で音楽を作る仕事をやってました。今は秩父の廃校にプライベートスタジオを作り好きな音楽を作って暮らしています 。 イベントやお店のプロデュースもやってます。小説の勉強中でカクヨムにも連載中です。

マガジン

  • Dear slave 親愛なる奴隷様、LOVEですぅ!

  • 美少女コスプレイヤーのラブコメ

    高校を中退した美少女は天空カフェで色んな人と知り合う。やがてコスプレイヤーとして活動を始める。

  • ラブソディは永遠に

    大学の軽音部に入った一瀬友希はクラブの女王的な鳴宮桜子と出会う。 そしてラブソディが鳴り響いた。

  • 可愛いユーチューバーとキャンピングカー旅

  • 水の生まれる夜に

    別荘を購入して一人暮らしを始めた青年のところへ、美しい女性が訪ねてきた。 二人は運命に操られ歩き出す。 田舎暮らしのほのぼの物語。 読むと幸せが見つけやすくなります。

最近の記事

Dear slave 親愛なる奴隷様 Loveですぅ!  第9話 デート?

 食事が終わると琴音さんはお風呂へ向かう。 「一緒にはいる?」 「そんな訳ないでしょう!」僕は強く拒絶する。  薄笑いを浮かべて僕をもてあそぶのだ。もし「はい、一緒に入りましょう」なんて言ったらどうなるんだろう?ふと考えて身震いした。  お風呂から鼻歌が聞こえる、まったくいい気なもんだ。やがて髪を拭きながら、パンツとブラでリビングへ出てきた。 「だから、お風呂場で服を着てからリビングに来てくださいよ!」必死にお願いする。そうでないとまぶたの裏が画像でいっぱいになって

    • Dear slave 親愛なる奴隷様 Love ですぅ!第8話 初恋の相手は?

       僕はスーパーへ立ち寄り、買い物をしてマンションへ帰ってくる。買い物したレシートを出すとキッチンカウンターの横にある箱へと入れた。箱の中には財布が入っている、中には約10万円程入っていて様々な支払いをこの財布から支払う。そしてレシートや領収書はこの箱に入れることが規則になっている。  僕はこの財布の中から1万円がお小遣いとして支給される。多いような少ないような微妙な金額だ。親なら『何が欲しい』とねだれるが、琴音さんに物をねだる勇気はないのだ。だから服も買わず、節約して暮らす

      • Dear slave 親愛なる奴隷様 Loveですぅ! 第7話 出会い

         それでも日常はダラダラと流れ始めていく。僕のグダグダな高校生活はトボトボと歩き出す。  満開の桜が舞い散る通学路を歩いているのだが、その桜の花びらでさえも雪国の吹雪に感じられた。  今日の放課後は図書部員の委員会があるので校内図書館へとやってくる。すでに上級生は来ていて指定された席へとついた。 「ようこそ東栄図書館へ、図書委員長の3年A組雪村奏《ゆきむらかなで》です、これから1年よろしくね」優しそうな黒縁メガネの先輩が挨拶した。 「副委員長の3年B組宮代亜美《みやし

        • Dear slave 親愛なる奴隷様 Loveですぅ! 第6話 学校生活が………

           やがて入学式を迎え、僕はついに高校生となった。1年C組が僕のクラスだ。初めて入った教室には朝日が差し込みホコリが少し舞っていてキラキラ光っている。学校独特の匂いがリビングと小悪魔から開放してくれる気がする。楽しいクラスになるといいなあと心から思った。  クラスに知り合いはほとんどいない。しかし一人だけ最も離れたかった友だち、いや友だちなんかじゃ決してないあいつがいる。僕と一緒にみんなからいじられていたあいつがニコニコと近づいてくる。悪夢の再来か………僕は気持ちがズンと重く

        Dear slave 親愛なる奴隷様 Loveですぅ!  第9話 デート?

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        • Dear slave 親愛なる奴隷様、LOVEですぅ!
          9本
        • 美少女コスプレイヤーのラブコメ
          229本
        • ラブソディは永遠に
          7本
        • 可愛いユーチューバーとキャンピングカー旅
          52本
        • 水の生まれる夜に
          101本

        記事

          Dear slave 親愛なる奴隷様 Loveですぅ! 第5話 本が好き?

          「さて、夕食はどうしようか?」琴音さんは少し考えているようだ。 僕も一応考えてみる。 「そうだ、スーパーの惣菜を買ってくるのはどうでしょう?」前に両親が忙しい時、買いにいかされた記憶があった。 「そっか、その手があったか、じゃあ早速買いに行こう」そう言って琴音さんは外出着に着替え始める。 「だから自分の部屋で着替えて下さいよ」 「そういう事もできるね」琴音さんは何も気にして無いという感じで笑っている。 「じゃあ、スーパーまで案内します」僕は近所のスーパーへ案内した

          Dear slave 親愛なる奴隷様 Loveですぅ! 第5話 本が好き?

          Dear slave 親愛なる奴隷様 Loveですぅ!第4話 ランジェリーデビル!

          「おはよう星七」爽やかな声がリビングへ響く。  『くそっ!なんで爽やかな声なんだ』独り言を必死で飲み込む。そして赤くなった目を琴音さんへ向けた。  反応の薄さに不満を持ったのか、首を傾げて僕の顔を覗きこんでくる。近い近い!一体何なんだ!  この人は僕の悲惨な夜を全く知らないんだと改めて思った。それでも何か反応しなければいけないんだと感じて、強引に頭の回転を上げはじめる。 「セナどん」琴音さんは僕の頭を撫でながら微笑んだ。 「何でごわす?」思わず変な反応を返してしまう

          Dear slave 親愛なる奴隷様 Loveですぅ!第4話 ランジェリーデビル!

          Dear slave 親愛なる奴隷様 Loveですぅ!第3話 僕のベッドで〜!

          「ずっとバイクで走ってきたからお腹すいたなあ………」 「はあ………」僕の思考能力は現在ほぼ停止状態だ。 「そうだ!ピザを頼んだらいいんじゃない?星七はピザは嫌い?」 「いえ、普通に好きですけど」 「じゃあ頼んでよ」 「あっ、はい………」僕は冷蔵庫の横に置いてある宅配ピザのチラシを持ってきてそっと差し出す。  彼女はチラシを見ている。綺麗な人はチラシを見ているだけで絵になってしまうのかと感心する。 「えっと、私これがいい」彼女が指差したピザと飲み物などを電話で注文

          Dear slave 親愛なる奴隷様 Loveですぅ!第3話 僕のベッドで〜!

          Dear slave 親愛なる奴隷様 Loveですぅ! 第2話 イトコって???

           僕の父、樹神智也《こだまともや》は食品会社に勤めている。母、里奈《りな》は昔レースクイーンだったと言っているが信憑性は限りなく薄い………と思う。二人はモーターショーで知り合い結婚したらしい。だから筋金入りのモーターファンだ。父の給料はGTRという我が家の家宝に吸い取られていく。僕はその車の後ろの席に座らされるのがあまり好きではなかった。だって改造してあってボ・ボ・ボ・ボってうるさいんだもの。僕の名前がセナなのも由来を説明する必要がない。 「全くどんな両親だ!」独り言が漏れ

          Dear slave 親愛なる奴隷様 Loveですぅ! 第2話 イトコって???

          Dear slave 親愛なる奴隷様、Loveですぅ!第1話 ギガ爆弾発言!

           ほころび始めた桜の蕾たちが枝先で押し合いへし合いして賑やかだ。 その枝先をするりと抜け舞い降りてきた春の風が僕の頬をかすめる。少しだけ未来の香りがした。 「ついに高校生か………受験頑張ったよなあ………これから楽しいことが押し寄せてくるのかなあ………」独り言が漏れて転げ落ちると雑踏の中へ消えていった。  念願の東栄《とうえい》高校へ合格した数日後、僕は誇らしげに通りを歩く。書店へ立ち寄り、ずっと読むのを我慢していたラノベを2冊買った。 ニヤニヤと上がりっぱなしの口角を隠す

          Dear slave 親愛なる奴隷様、Loveですぅ!第1話 ギガ爆弾発言!

          隠れ家の不良美少女 230 恋人

          武道館が終わって数日が経過した。 ウイングの事務所では友里香さんと未来ちゃん菜々美ちゃんが電話の対応に追われている。 キナコやココアちゃんの取材の申し込みやC Mのオファーなど大忙しだ。 俺は奏太くんに後のことをお願いして希和と車で出発した。 目的地は横浜、そう桜の所だ。 流石に燃え尽きた感が否めなかった希和もやっと元気を取り戻した。 「友希さん、希和は桜子さんに何て言ったらいいの?」 「別に何も言わなくて良いと思うよ、ただ祈れば」 「そうだね…………でも、『もう友

          隠れ家の不良美少女 230 恋人

          隠れ家の不良美少女 229 武道館4

          ソロの間にキナコは衣装を変えて登場した。 短い黄色のシュートパンツにおへそが見えている短いTシャツ、そして可愛い半袖の黄色いジャケットで出てきた、レースのストッキングに太ももには可愛いベルトがついている。 コメントはヒートアップした。 『キナコ激カワ!!』 『足が美しすぎる〜』 『太ももセクシ〜』 『おへそ可愛い〜!!』 『完全にK Oされた〜!』 キナコカラーのマイクスタンドがステージ中央に置かれ、キナコはそれをつかむとニッコリした。 「初めて自分で作った歌を歌いま

          隠れ家の不良美少女 229 武道館4

          隠れ家の不良美少女 228 武道館3

          キナコはみんなに手を振って見送るとステージに一人になった。 「みんな、私がここまで来れたのはある人達のおかげです、私の曲を作ってくれた人がリーダーのあるグループ!そうですロブスターズの皆さんです!」キナコはステージ後ろに手を振った。 スクリーン前のひな壇が競り上がりバンドのセットが現れる。 そしてロブスターズのメンバーが笑顔で登場した。   コメントが驚きで一杯になった。 『え〜伝説のバンドが?』 『嘘〜!!!凄い!!』 『マジヤバい!!』 ロブスターズカラーの赤いジ

          隠れ家の不良美少女 228 武道館3

          隠れ家の不良美少女 227 武道館2

          「それではここからコーラスをしてくれるお二人を紹介します、まず影山未来さん」 未来ちゃんが黄色いミニドレスで登場しキナコとハイタッチした。 「そして、レコーディングでもコーラスをしてくれた、キナコママ!」 希美子さんも同じ黄色いミニドレスで登場した。 「キナコママは今日の出演者が来ている全ての衣装を作ってくれました!」しっかり紹介する。 驚きのコメントが次々に上がって来る。 『キナコママ美人だねえ』 『キナコママ足も綺麗』 『キナコママ最高!』 希美子さんと未来ちゃんは

          隠れ家の不良美少女 227 武道館2

          隠れ家の不良美少女 226 武道館

          準備は全て調った。 間も無く配信が始まろうとしている。 企業やマスコミも期待して待っている。 花道の付いたステージの後ろには巨大なスクリーンが設置してある。 その両端には少し離れて縦長のスクリーンが設置してある、これはコメントの書き込みを表示させるためのスクリーンだ。さらにその横には中型のスクリーンが縦に2台ずつ設置してある。両サイドで4台のスクリーンは見ている参加者を表示させるためのスクリーンだ。応援してくれてる人達や、仮装して見ている人たちを映し出す予定だ。 会場にはス

          隠れ家の不良美少女 226 武道館

          隠れ家の不良美少女 225 本番前夜

          最後のリハーサルが行われた。 キナコ、希美子さん、まなこちゃん、みかりん、未来ちやん、プリンちゃん、コスプレサークル雅のみんな、ロブスターズ、バックバンドのメンバー、ダンサーなど全ての出演者が集まって本番さながらのリハーサルが行われる。音響や照明、舞台スタッフなども参加して全体を確認する。 貸し切った広い会場には本番に近いステージが用意されている。 舞台監督の橘さんが確認しながら進行していく。 俺はその様子を見ていたが何故か涙が溢れてきた。 「良くここまで来れたなあ……

          隠れ家の不良美少女 225 本番前夜

          隠れ家の不良美少女 224 間も無く

          ついに武道館まで一週間を切った。 ウイングでステージの最終チェックをしている。 「友希さん友里香さん、これ見てください」奏太くんんは慌ててスマホのニュースを見せる。 『サンライズプロ、東堂社長逮捕!』ニュースが流れた。 奏太くんはモニターをテレビのニュースに切り替える。 マスクをして帽子を深く被った東堂が逮捕され、連行されて行く映像が写しだされる。 「まさか桜子のお父さんが地検特捜部だったとはねえ〜」俺はモニターを見ながら呟く。 「桜子のお父さんは輸入会社の社長さんよ

          隠れ家の不良美少女 224 間も無く