得をする、日用品から考える薬事法
仕事上、必要に迫られて、#薬事法 について調べたことがある。
薬事法とは「#医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」のこと。「医薬品、#医薬部外品、#化粧品、医療機器及び再生医療等製品の品質、有効性及び安全性の確保……」等が目的とされている。
では、医薬品と、医薬部外品と、化粧品って、何がどう違うの?
先日、クローズドな販売会があった。そこで、ある「#美白 効果のあるローション」が目についた。よくよく見ると「#薬用」と書いてある。「薬用」のわりには安いので、即断して買った。帰宅してからAmazonで価格を調べたら、販売会で購入した金額のほうが安かった。Amazonで買うよりも、お得だったわけだ。
薬事法における、「医薬品」「医薬部外品」「化粧品」「雑品」などの違いを理解していれば、目の前でSALEしている #コスメ が、お買い得かどうかが分かると、実体験として証明できたいい機会だった。
誰もが日常的に使うだろう #石けん で考えると、分かりやすいだろう。
石けんには、「医薬部外品」と「化粧品」と「雑品」の3種類がある。
「医薬部外品」は、効果効能についてエビデンス(根拠)がある。薬効があるということ。薬用石けんには、殺菌消毒を目的としているものや、肌荒れの防止を目的としているものがあるようだ。そして、ちょっと値段が高い。
「化粧品」は、人体に対して使うもののこと。皮膚に直接つけて使う石けんは、「化粧品」となる。洗顔用も、浴用も、「化粧品」なのだ。
そして「雑品」。人体に対しては使わない。台所で食器を洗うのに使ったり、洗濯物を洗うのに使う。
#シャンプー にも、医薬部外品(薬用)がある。一般的なシャンプーより、ちょっと値段が高い。薬効があるから高いのだ。
そしてコスメにも、「医薬部外品」と「化粧品」がある。「医薬部外品」であれば、商品名の頭に「薬用」とついていることが多い。少なくとも商品のどこかに、「医薬部外品」か「薬用」と書かれている。そして、ちょっと値段が高い。
医薬品、医薬部外品(薬用)、化粧品、雑品といった区分の違いを知っているだけで、値段が違っている理由も自ずと分かる。
ドラッグストアに行ったとき、気になる商品を手にとって見比べてみると興味深い。なぜ、薬用石けんが高く、浴用石けんのほうが安いのか。雑品である洗濯石けんは、掃除用品が置いてあるスペースに置いてあるのか。「知識は身を助ける」と言うが、ドラッグストアに行ったときの商品を見る目が変わる。社会を見る目が変わる。そして、たまに得する、かもしれない。
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