見出し画像

解説/『ボクシング』の技術について(攻撃と防御)


攻撃と防御の展開は、双方の選手の戦術やスキルによって異なります。

例えば、一方の選手が攻撃を仕掛け、もう一方の選手がそれをかわしながら反撃するのか、それとも間を置くのか。

状況判断しながら相手に対応していくことが試合の行方を左右する重要な要素となります。


■攻撃の技術

攻撃(イメージ)

・ジャブ:最も基本的なパンチで、試合で一番使われるパンチでもあります。ダメージを与えるだけでなく、相手との距離を測ったり、攻撃の機会を見極めるのにも使われます。相手の防御を崩すための攻撃の起点に適しています。

ストレート:利き手の力強い直線的なパンチで、相手の顔面やボディを狙います。ほとんどの選手が一番強く打てるパンチのためダメージを与える際に有効です。

フック:カーブした軌道で打つパンチで、相手の側面からこめかみ、あご、わき腹を攻撃する際に使用します。ストレートよりも近い距離、接近戦で使うことが多いです。

アッパーカット:下から上に向かって打つパンチで、相手のボディやあごを狙います。相手が前かがみになったときや接近戦でよく使います。

オーバーハンド:上から打ち下ろすパンチで、相手のガードの上から攻撃します。相手の予想外のアングルから攻撃することができます。

コンビネーション:複数の異なるパンチを組み合わせて連続的に攻撃するテクニック。相手の防御を崩しやすく、ダメージを増幅させるのに効果があります。

フェイント:パンチの振りを装って相手の反応を誘い、その隙に別のパンチを打つ技術です。相手の予測を狂わせたり、攻撃する際タイミングを変えるために効果的な技術です。


防御の技術

防御(イメージ)

・ガード :相手の攻撃が来る際に、自身の腕を顔や体に配置してダメージを吸収するために使います。パンチが強い相手の場合や連続攻撃が予想される場合は、他の防御技術と組み合わせて使用することが重要です。

・ボディワーク :上半身を動かして相手の攻撃を避けるためのテクニックです。主に頭部を動かすことで、攻撃をかわしながら、反撃のチャンスをつかむために活用されます。

・ステップ:サイドステップやバックステップなどを使って、相手の攻撃を避けるテクニックです。攻撃の種類とタイミングを予測して適切な方向に動くことが重要です。

・クリンチ :相手の攻撃ペースを乱したりするために、相手の身体を抱えるような動作です。 クリンチは試合の進行をコントロールしたり、ダメージを回復するための戦術的な技術ですが、やりすぎると警告や減点の対象になることがあります。



■参考: あしたのジョー

あしたのジョー


参照元: 「ボクシングトレーナーHIROKI SHIINO」Webサイト

以上

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?