日本の洋食
Foods born in Japan
〈目次〉
1.はじめに
2.洋食の歴史
3.カレーライス
4.オムライス
5.まとめ
1.はじめに
日本料理と西洋料理が融合した「洋食」日本人にとっては、「洋食」はすでに国民食と言える。
洋食レストランだけでなく、カレーライスやオムライス、とんかつ、ハンバーグなどは、専門店も数多くある。
伝統的な日本食「和食」に対して「洋食」と区別して呼ばれているが、家庭料理としても、レストランなどの外食でも日本人の大好きなメニューばかりである。
2.洋食の歴史
洋食は、江戸時代が終わって近代化が進み、肉食が一般化してきた明治時代、日本で入手しやすい食材の代用やアレンジを行いつつ、主食のご飯に合うようにアレンジされた「和洋折衷料理」である。
あくまでも、日本人の主食の「ご飯に合う」というのが大きなポイントだ。
そのため、もともとインド発祥のカレーは、ご飯と一緒にいただく「カレーライス」に。
本来、パンが添えられるはずのオムレツは、ケチャップで味付けされたご飯と一緒に「オムライス(=オムレツとライスの合成和製ネーミング)」に。
パン粉を纏って揚げたトンカツ(もともとはポークカツレツ)、エビフライ、コロッケもご飯と味噌汁と一緒に食べる。
明治後期から大正期にかけて、日本の料理人たちが西洋料理を日本人の口に合うように独自に工夫を加えた「日本式西洋料理」 が相次ぎと開発され、これらをメニューとして出す「洋食屋」が次々と生まれた。
3.カレーライス
海外でもすでに認知度が高い「カレーライス」は、日本では「ライス」を省略して「カレー」と呼ばれることが多く、ラーメンと並ぶ「日本人の国民食」である。
4.オムライス
オムライスはケチャップなどで味付けをしたご飯を卵焼きで包んだ日本発祥の料理である。
オムライスを初めて作ったのは、銀座の老舗洋食店「煉瓦亭」。最初は卵液にご飯を混ぜて焼き上げていたらしい。
家庭では、薄焼き卵でケチャップライスを包んだ作りやすいタイプが定番だ。
5.コロッケ
コロッケは、西洋料理のクロケットを真似て作られた。パン粉のサクサクとした食感がたまらない。
町の肉屋やスーパーなどでも安価で売られており、ご飯やお弁当のおかずとしても人気がある。
5.まとめ
海外から伝わった料理を日本風にアレンジした「洋食」。いまや「洋食」は海外に伝わり、日本食としても人気急上昇中である。あらためて、日本の食文化の素晴らしさを感じた。
以上
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