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家電の「三種の神器」について、ご説明いたします


大戦後の昭和時代の日本において、生活を大きく変えることになった3種類の電化製品のことを、「三種の神器(さんしゅのじんぎ)」と呼ばれています。

「三種の神器」は、1950年代に登場した「冷蔵庫」「洗濯機」「白黒テレビ」の三種類のことです。

■冷蔵庫
冷蔵庫は、冷気で食べ物を冷やしたり、凍らせたりしてくれる便利な家電です。

この冷蔵庫がない時代は、井戸水で野菜を冷やしたり、毎日買い物をして食材が悪くなる前に調理をしたりと、いろいろ工夫をしていました。

また、電気を使わない「氷式冷蔵庫」というものも使われていました。氷屋さんから氷を買って上の段に入れ、氷の冷気で食べ物を冷やしていました。


■洗濯機 
洗濯機がない時代は、「洗濯板」を使って洗濯をしていました。

洗濯板に石けんをつけ、洗濯物をこすりつけて汚れを落とします。タライに水をはって、足で踏んで汚れを落とすなど、洗濯は「肉体労働」でした。

洗濯機が登場したおかげで、体の負担が軽くなり、また、洗濯をしているあいだに他のことをするなど、時間を有意義に使えるようになりました。


■白黒テレビ
白黒テレビが登場した時は、とても高価だったため、街角に設置されたり、裕福な家庭や商店にしか存在しませんでした。

そのため、白黒テレビのある場所に、近所の人たちが集まり、大勢で同じ番組を見ることが多かったのです。

登場時はとても高価だった白黒テレビは、じょじょに買いやすい価格になっていきました。そのことで、一般の家庭の家にも広がっていったのです。


以上

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