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今日からベトナムのハノイに

今日3月19日から半年ほど海外生活をすることになった。僕はこれまで、グローバル経済で日本企業がどうなるかなど、雑誌や書籍の仕事を通して識者の考えを紹介してきた。世界中の隅々まで事業を広げるグローバル企業、世界中から優秀な人材を集めようとするシリコンバレーの新興企業。海外進出を進める日本企業の現状なども、数多く聞く機会があった。その一方で、僕自身、仕事で海外出張はあったものの、海外に住んだ経験がない。

アメリカでトランプ大統領が誕生した際、台頭するポピュリズムに関する様々な議論が交わされた。高校時代にアメリカに留学経験がある知人は、自ら体験したアメリカの田舎町の生活様式から、トランプ大統領誕生の背景を分析していた。こういう知見に触れると、頭で理解したことと、肌で感じたこととの違いは雲泥のものがあると感じる。

昨年、会社員を辞め、社会人として初めてフリーランスという立場になった。自分がやりたい仕事を、やりたい働き方で存分にできる立場である。このような機会は人生でもそうないかもしれない。そこでこの際だからと「海外で暮らす」という、これまで漠然としたかった経験をしてみることにした。僕は本を読んだり、人の話しを聞いたりして何かを理解することが本当は得意ではない。分かったような、それていてなかなか確信にならないような。それより、自分で見て、体験して、感じないと腹落ちできないタイプであることは、これまでの人生で明らかだ。

行先は、ベトナムとラオス。期間は合計で約半年。当初は欧米も考えたが、日本と経済水準が違う国で、あらためて経済が人や社会に与える影響を考えてみたいと思った。ベトナムとラオスについては、これまで僕との接点はほぼなく、東南アジアであることと、食事が美味しそうなことで決めた。

今日、ベトナムのハノイに出発。月に一度程度、日本に帰って来ることになるのだが、まずはハノイでアパートメントを借りて3か月生活する。それからラオスのビエンチャンに移動する予定である。現地で仕事するのではなく、東京の仕事をリモートでこなすことになるが、これもどうなるかやってみるまで分からない。逆に密かに期待しているのが、東京を離れることで、思わぬアイデアが出てくることである。

これもどうなるかわからないが、異文化に接することで、自分の考え方の幅が広がることを期待しつつ、今後、定期的に現地からブログを書きたいと思います。

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