【田舎暮らし記録】井の中の蛙は案外幸せかも?
こんにちは。ふじふみです。
4月に田舎に引っ越してきて早8ヶ月が経ちました。
最近、タイトルのようなことをよく考えるようになったので、記録しておきます。
「井の中の蛙 大海を知らず」という言葉があります。
井戸の中にいる蛙は広い海を知らないことから、小さな世界に生きている者は視野が狭いという意味で使われます。
視野を広げることは、豊かな人生を生きていく上でとても大切なことです。
が、しかし。
現代、視野が広がりすぎなのではないか?と。
インターネットやテレビ、交通網の発達で、私たちはいろんな情報を得ることができるようになりました。
遠く離れたところで開催される、大規模で楽しそうなイベント、
自分の得意なことで自分よりすごい成果を上げている人々、
モデルやアイドル級に整った顔の一般人。
"上"を探すといくらでも見つかってしまうこの世の中で、好きなことを辞めてしまう人、得意だったはずのことに自信を失ってしまう人のなんと多いことか。
私もその中の一人でした。
それが、今住んでいる、"陸の孤島"と呼ばれる山奥に来てからは、考え方が変わりました。
ここでは、この世界が全てです。
テレビに出ていなくても、地元のスターとして活躍している人たちがたくさんいました。
落語家さん、イラストレーターさん、写真家さん…その他にもたくさん。
都会に出たらすぐに埋もれてしまうかもしれない、そんな才能たちが、小さな地域ではキラキラと輝いていました。
別に、テレビに出ることが、SNSでいいねを何万ももらうことが、"成功"じゃないんだな。と。
そう、身体で感じました。
そして、私も。
地元では若い人がたくさんいて、スマホを使いこなすのは当たり前で、パソコンスキルもある程度はみんな持っていて。
そんな環境から、人口の約半分が高齢者という田舎に来てから、「スマホ、パソコンで困ったらふじふみさん」というように思ってもらえるようになりました。
本当に大したスキルはないんです。MOSすら持っていません。
「デジタルネイティブ世代に生まれた」
ただそれだけで、今、ここでお役に立てて、重宝してもらっています。
人口が少ないからこそ、「君の代わりはいくらでもいるんだ」なんてことが起こり得ないこの田舎で、とても幸せに暮らしています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?