2023年に図書館で借りた本まとめ
今年も残すところあと数時間となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。私は今年は山の上の寂れた旅館でしっぽりです。社会人の贅沢ですねぇ。
今年も図書館で本を借りる生活を続けられました。今年はひと月に2冊のペースで読んでいたようです。読むのをサボってしまって、もしくはゆっくり楽しむために貸し出し延長もよくしたので、返却まで4週間かかったものも結構ありました。来年はもっとコンスタントに読んでいければいいな。
1月に借りた本
『文豪はみんなうつ』
突き詰めれば、人はみんな辛いってことじゃないかと。自我を持たないことでしか救われない、もしくは狂うしかない。昔は良かったなんてないんだとちょっと安心しました。
『植物のあっぱれな生き方』
面白かったです!植物は動物より賢く世渡りしていると思いました。一番印象に残ったエピソードは落ち葉は自分から落ちているということ。文豪の話と違って植物も頑張って生きているから人間もがんばんないとなと思いました。
『ABC殺人事件』
今ではよくあるトリックだけど、それだけ影響力が高い作品なんだと思いました。犯人を予想するのが面白かった!
2月に借りた本
『戦争の社会学』
人間と戦争は切り離せない。興味深かったです。戦争もうちょっと勉強したいので軍事周りの新書もっと読みたいです。
『魍魎の匣』
めっちゃ面白かったので感想を書きました↓
濃密な読書体験でした。伏線やキャラの描き方がどのシーンもハマっていてめちゃくちゃエンタメでした!
3月に借りた本
『食堂かたつむり』
ツッコミどころが多くてなんともスッキリしない読後感。人間の二面性が主題だったんでしょうか。悪く見える人も実は頑張っていて、一見良い人も裏がある、みたいな。豚のエピソードは心にきます。
4月に借りた本
『宇宙は無数にあるのか』
かなり難しかったので全然理解できませんでしたが、面白かったです。超弦理論の話が理解したいけど理解できない辛い、、他の宇宙ものの読みたいです。
『鍵』
怒涛の展開でワクワクしながら読みました。楽しかった!ご都合展開もありましたがエンタメなのでヨシ!
『そして誰もいなくなった』
これぞ金字塔。映画を見ているような文章や展開の美しさ。特に最初のみんなが島に集まってくる演出が大好きです。未だ色褪せない名作ですね。
5月に読んだ本
『1兆ドルコーチ』
人から借りた本だったので図書館で借りていないけど載せます。
読んだことないけど、論語を読んでいるのだろうかと思うほど、徳が高い人物の教えをまとめた本。運と富を引き寄せて世界を平和にする話。
6月に借りた本
『アクロイド殺し』
めちゃくそ面白かったので感想を書きました↓
読み終わってすぐの絶望はやばかったですが、今になると愛おしさが出てきました、、マープルのおかげかもしれません。
『ねこの秘密』
あまり覚えていない、、アクロイド殺しにやられてて放心状態だったのかもしれません、、
『姑獲鳥の夏』
魍魎の匣が好きすぎて期待しすぎてしまっただけで、面白かったです。あんな絶望があって良いのか。当分読み返したくはないですね。
7月に借りた本
『一冊でわかるインド史』
RRRを見たら、インドの歴史を勉強しなくちゃダメだと思ったんです。とてもわかりやすくて良い本でした!陸続きの土地って大変ですね、、ガンジーが身近に感じました。
『殺戮にいたる病』
いろんなところで面白い本と紹介されていたのでもっと知的な話だと思っていたんですが、いざ読んだらエログロでびっくり。耐性がないときついと思います。耐性があればかなり面白い仕掛けで一読の価値ありです。
8月に借りた本
『狂骨の夢』
同じ話を何度もされてかなり飽きました、、でも我慢して読んだだけに、風呂敷の閉じ方のカタルシスがものすごい。フロイトが可哀想()
『人類哲学序説』
ニーチェについて知りたいと思って借りたんですが、ニーチェについてもざっくり知れて良かったですが、違う視点での哲学が面白かったです。
9月に借りた本
『半落ち』
何となく借りたんですが、予想を裏切る面白さ。さすがベストセラーです。日本の現状の描写が心に来る。早く安楽死合法化して。
『鏡は横にひび割れて』
心に響く名作だと思います。感想を書きました↓
マープル初心者におすすめということでマープル作品で最初に読みたかったんです。案の定激ハマり!ポアロと違って日常感が良い!
10月に借りた本
『火曜クラブ』
クリスティー文庫の方がずっと借りられていたのでハヤカワミステリ版を借りました。初めて図書館の書庫にある本を借りました!
小さいひらがなが存在しない文章にドギマギしながらも、スラスラ読めて面白かったです!
11月に借りた本
『声のサイエンス』
声の仕組み面白かったので感想を書きました↓
声ってすごいですね、今まで全然意識してなかったんですが、一番人間らしい進化だと思いました。
12月に借りた本
『コーヒー党奇談』
コーヒーの話ではなく旅の話でした。花金にこれを読みながらトリキで一人酒を浴びるほど飲んでたら、家に帰りたくなくなって、その後深夜4時間歩きました。そのくらい旅に出たい気分にさせる良い短編集でした!
来年はもっと未知との遭遇がしたいなと思います。新書だけじゃなくて専門書みたいなものも読んでみたいなと思います。あとアガサ・クリスティの他の作品も読みたいと思います!
あと、今年はあまり映画を見れてないような気がするので、映画ももっと見たいです。それもこれも、今期のアニメが面白かったから時間がなくて…
来年も良い作品に出会えますように!ここまでお付き合いありがとうございました。皆様良いお年を!
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