神さまぼくは

あなたの心にも細くて痛い、枝のようなものが刺さってはいませんか

枝の姿はさまざまです

現在の病気、過去のあやまち、いつまでも克服できないつらい苦しみ……

こんな枝、ひっこぬいてよ!

きっと、天を仰いで祈ったことがあるでせう

けれどその痛みは、ひとが思いあがらないように神さまが送ってくれた、弱さというめぐみです

弱さをめぐり、自分と自分のまわりのひとたちは、考え、なやみ、おこないます

神の力が働くのは、それらが愛をもとにしているときのみです

愛をもとにする人々の放つ光は、吸いあげられ、上のほうでひとつにまとまり、不完全の完璧という、いとしい光になって輝きます

わたしたちはその光のさなか、照らされた本当の自分を見ます

自分のいちばん深いところに待つ神に逢う瞬間です

「神さまぼくは」
ことば 福音浩一郎
絵 マリア・ボーゲン

どうかごらんください

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