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自分の上司は自分、上司の上司は奥さん【読書感想文】

マンガでやさしくわかる学習組織の読書感想文です。
人は、勝手な解釈をするし、決めつけもする。成長するためには、自分にそんなことがあることに気づくこと。

「メンタル・モデル」…私たちがどのように世界を理解し、どのように行動するかに影響を及ぼす。結果が思うように出ていないときには、現実とメンタル・モデルのズレがある

自然災害の被災者に千羽鶴を送って喜ばれたいのに、喜ばれなかったときは、思い込み(≒メンタル・モデル)を直さないといけないのかも(イケてない例かも)。→「学習する組織」の前に組織を構成する”人”にフォーカスして、人も学習する素地を作る必要あり。

「システム思考」…現実の複雑性を理解し、望ましい変化を起こすために物事のつながりや全体像を見て、その本質について考えるアプローチ
繰り返し起こるパターンや、あるいは何か大きな流れが観察されるとき、何らかの構造がそのパターンや流れを創りだしている

似たような経験を製造業の現場でしたような、、、ただ現場では「なぜなぜ分析」によって是正していました。
失敗やミス≠個人のせい
失敗やミス=しくみのせい → 同じことはまた起きる。起きないしくみにする。みたいな。

でも、結局同じ失敗を他の人がしていました。「なぜなぜ分析」で同じ方法ではミスしないのですが、亜種が出てきてまた失敗、みたいな。あとは、工場では是正するのに、開発側は個人作業が多いということで、是正が反映されない。それで開発の人もやらかす。案外開発の人は怒られず、失敗が矮小化されて風化する。
これって結局なぜなぜ分析より大きなシステムでみないといけなかったのかも。。。なぜなぜ分析が「同じ失敗をしない」という目的を達成するツールになっていないのかも。人を処罰して戒めるツールになっていたのかも。システム思考で考えたら、どうするんだ、、、学習する組織なら、「同じ失敗をしない」というテーマをどうやって解決するんだ。。。

視点の4レベル
1.火事が起きたら消火しよう
2.過去の火事のデータを調べて計画的な対策をとろう
3.火事の原因をつかみ根本的な対策をとろう
4.火事のない街をつくるために一人ひとりが責任を持って取り組もう

その現場では、この4番目の一人ひとりが責任は持って取り組んでいるような状況ではなかったかも。面倒なことにならなければ、うまくやり過ごせればルールも無視、私の興味はミスのリスク軽減よりも製造スピード。みんなバラバラでかつ、責任は持っていなくて一体感もなかったのかも。。。

いろいろ興味深い内容が書いてあり、1回で理解できるはずもなく、少しずつ学んで実践して、また自分のレベルをあげて、また読みたい。

最後に、私が最近実践していることが載っていたので、そのキーワードを。
それは「自己マスタリー」です。
同じことを矮小化して、私は最近よく言うのが「自分の上司は自分」。
上司に言われたことって、イヤでもやったことなくてもやるのに、休日の自分って誰にも指示されないから何もしない。やる必要があるってわかってるのに、◯◯しない。ってことが多いと思います(〇〇は人それぞれ)。

でもよく考えると、なんで赤の他人に言われたことは実行するのに、自分の思ったことは実行しないんだろう、それって不思議って思いました。赤の他人と自分はどっちが大事? 赤の他人の指示と自分の指示はどっちが大事? って思うと、休日に上司不在の人が多いような、、、なので私の上司は私、休日は私が私に指示をして、イヤなこともやったことないことも必要であればやります(まだ期限を決めるのは苦手、、、手をつけるところはスムーズになった)。
プライベートの方を話しましたが、自分のやりたいこと、実現したいことを組織内ですり合わせて業務を進める。言われたことをやるのではなく、自分がいいと思ったことも言ってみる。仕事場では、自分の上司は自分と上司。自分も組織に参画しましょう的な。全然本に忠実ではないので、中身を理解するには本を読むのがいいと思います。

ちなみに、上司の上司は奥さんでした。奥さんの指示には忠実ですね。

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