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「ご機嫌暮らしのメタ認知:自分を振り返る」

メタ認知をご機嫌暮らしの必須スキルとして記事にしましたが、実は結構難しいと思っています。少し分解して解説していこうと思います。
メタ認知というのは、単に自分を客観視するということではなく、重要だけれどもメタ認知の一部でしかなく、訓練が必要だからです。

そこで、まずは自分の背中を見ることから始めましょうということで、つまり、自分を他者と同じ社会を構成する人間たちの一人として認識するということですが、具体的には、常に自分の背中から自分の思考や行動、感情をモニタリングし、独りよがりの思い込みに陥っていないかどうか?を点検しましょう。という内容を記事にしました。

次は、以下の点検項目の網羅性云々は別として、振り返ってみてください。

  • 自分の趣味嗜好・思想信条・ルール・やり方で他者を評価している。

    • 身勝手で独りよがり、自己認識の幅しかない短い物差しで、他者を評価し、大きな間違いをしている可能性はありませんか?

    • あなたは他者を評価するだけの見識を充分もっていますか?そんな人、そもそもいると思いますか?

  • 自分の趣味嗜好・思想信条・ルール・やり方を他者に助言している。

    • 身勝手で独りよがり、自己認識の幅しかない未熟な了見に基づく助言によって、余計なお節介で迷惑をかけている、相手に余計な気を遣わせたり、理不尽な我慢を強いている、つまりマイルールの押し売りの可能性はありませんか?

    • 助言する相手にとってその助言を受け取りやすい形で助言できていますか?どんなに価値ある助言であっても、受け取れてない形では、その価値は、時間分マイナスですが。

  • 他者は自分の助言を喜んでいると思っている。

    • 他者はあなたとのコンフリクトを避けるために、我慢して助言を聞きつつも、笑顔を作ったり、感謝の意を表したり、真剣な顔つきをしていて、本当は迷惑に感じている可能性はありませんか?

    • 本当にその助言は他者のためのものですか?自分のためのものではありませんか?

  • 他者の助言は要らない。

    • 他者の助言は本当にあなたにとって価値のないものですか?余計なプライドが聞く耳を塞いでいる可能性はありませんか?

    • 受け取りにくい助言であっても、相手の真意をくみ取り、受け取りやすい形に変換してみても、その助言は不要ですか?

  • 友達をお互いに友達だと思っている。

    • あなたにとっては友達でも、相手にとって友達でない可能性はありませんか?

    • 相手にとっても、あなたが友達であると確認しましたか?それは真意ですか?そして、友達という概念も一致していますか?

  • 妻(夫)を自分の所有物だと思っている。

    • 少なくとも別人格であり、主従の関係でないという認識はありますか?

    • まさか、会社における部下を所有物のように考えていたりしませんか?

  • 子供を自分の所有物だと思っている。

    • 扶養していようがいまいが、少なくとも別人格として尊重すべき存在だという認識はありますか?

    • 仮に自分が子供時代、親に所有物が如く扱われたとしても、自分の子に対しても同じように扱うことが子供の幸せに繋がると本当に思いますか?

  • 子供は何もわかっていないと思っている。

    • 子供はよく家族をよく見ていて、それなりに気を遣っている可能性はありませんか?

    • 子供は日々成長し、色々な感情を抱えて生きていることを理解していますか?

    • 自分と比べて知識・経験は不足していても、思考力は充分備えていることを理解していますか?

  • 自分は正しいと思っている。

    • 知識・経験に基づいた認識しか持ちえないので、とても狭い世界観しか持ちえないという認識はありますか?

    • 自分の考えている正しさ自体が偏ったものである可能性があることを理解していますか?

    • 正しいと思っていること、それが自分らしさだと思っていることは、本当に自分が考えたことですか?親や周囲から押し付けられた観念や、ただの因習、その因習に対応するために習慣化してしまっていることではありませんか?

#ご機嫌に暮らす
#メタ認知

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